じっくり見る
どうも、学びの森のキノシタです。
学びの森はあと1日でゴールデンウィークに入ります。
休みの間の予定が決まっている子はそれに心躍らせ、身体がむずむずしている感じが伝わってくる今日この頃。
小学3~4年生を対象とした僕のゼミでは、オオカマキリで大盛り上がり。
初回のゼミで「何か生き物を飼いたい!」という意見が出てきたので、ここ数回は外に出てテントウムシを探したり、それを図鑑で調べたらテントウムシじゃなかったり…。
とにかく、頭と身体をつかって色んなことを知ること、じっくり落ち着いて考えること、考えたことを他の人に伝えることを目指して色々なことに挑戦中です。
そんな中、ある女の子が
「カマキリ大量に生まれたから持ってきてみんなで飼っていい?」
と聞いてきました。
「カマキリ」が「大量」に「生まれた」?
僕の生活の中で聞きなれない言葉が並べられたので最初はびっくりしましたが、話を聞いて納得。
どうやらおじいちゃんの家でカマキリのたまごを見つけ、持ち帰ったたまごからカマキリの幼虫が孵化したので、せっかくだからゼミのみんなで飼育したいとのこと。
テントウムシ探しに絶望していた僕に、この提案は願ったり叶ったり。
他のゼミ生も「飼いたい!」となったので、持って来てもらうことに。
女の子が飼育方法もメモにまとめてきてくれて、みんなに説明もしてくれたので、僕は完全にやることがなくなりました。笑
でもその雰囲気がなんとも言えず良い感じ。
わからないことを図鑑で調べあって情報を共有したり、実際にエサとなるアブラムシを探しにいったり、とにかくみんな真剣です。
僕もその輪に混ぜてもらい、一緒に驚いたり考えたりして楽しんでいます。
今日はそんなカマキリたちを「じっくり見る」ことに取り組みました。
こういう時の集中力って凄まじいですね…。
みんなカマキリと真剣勝負のにらめっこ。
じっくり見ていると、気づくこともたくさん出てきます。
・あしの先っぽだけ色が濃い
・触覚の長さが違う
・口の横にひげが生えてる→歯じゃない?
・色んな色が混じった模様をしてる
・ときどき首をかしげる
・手に乗せても重さを感じないくらい軽い!ふーっと息を吹きかけたら飛んでいった!
・うごきが素早い
・顔に線が入ってる
・あしとカマをペロペロする
・手から落ちたのにぴんぴんしてる→意外に頑丈かも
などなど。
実際に触れて、かわいがって、いたずらもして、まさに頭と身体を使った気づきには質量感がありますね。
絵を描きながらというのも良かったのかなぁ。
見て、それをこうかなと描いて、なんか違うぞ?どうなってる?となってまた見る、あるいは触れる。
この繰り返しが大切なのかもしれないです。
最後にみんなで気づいたことを共有してゼミは終了。
50分では足りないと感じるくらい、充実した時間だったと思います。
次回は「カマキリを一人ずつ飼うか、みんなで飼うか話し合う」と「カマキリに名前をつける」に取り組むそうです。←生徒らがすでに決めてた
僕は僕で、吉田先生と一緒に「種から植物を育てる」に取り組みたいので、また相談かな。
最後にお休み期間のお知らせです。
4/27(土)~5/6(月)は休校日。
次みんなに会うのは5/7(火)ですね。
あと1日、あと1日で・・・。
では、また~