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日誌

生きた知

どうも、学びの森のキノシタです。

今週も気がつけば金曜日、本当にあっという間でしたね…。

 

さて今年度、僕は僕で<ゼミ>を担当することになりました。

【小3~4】【小5】【中1~3】という学年の区切りで、3つのゼミがスタートしています。

 

今日は【小5】のゼミがありました。

参加者と話し合い「夏野菜を育てて収穫し、それを調理して他の生徒にも食べてもらう」ことに挑戦することに。

生徒たちそれぞれの経験(野菜を育てる、料理をする)が、こういう「やりたい!」につながっているようです。

 

そうなったらもう吉田先生に頼むしかないでしょう!!

いきなりゼミを投げ出したわけではありませんからね。

吉田先生はずーっと畑仕事をされていて、その話を聞いたときに僕はやっぱりすごいなと感動したことがあるからです。

 

コーナンへの買い出しから吉田先生にお願いし、土と肥料と苗を生徒と一緒に選んでもらいました。

学びの森に帰ってきて、いざプランターに苗を…

 

と思っていたそのとき、吉田先生が生徒たちに話しかけました。

「この野菜たちは、同じ仲間の野菜とそうでない野菜があるんやけど、それはわかるかな?」

 

 

吉田先生の特別講座が始まったではありませんか!

 

「同じ仲間の野菜を育てるときは注意しないといけないことがあるんやけど、なんやと思う?」

 

「去年使ったプランターはよく洗って干すことから始めないといけないんやけど、なんでやと思う?」

 

「今日みんなが買った苗はすごく丈夫で、値段も高い苗なんやけど、なんでやと思う?」

 

「この茎の部分見たら、斜めに線が入ってるのわかるかな?これが接ぎ木っていって、苗の茎と根とで違う野菜が使われているんや」

 

「僕が今までの経験で一番しっかり育つ苗の植え方を今日はお伝えします」

 

「支柱と苗を結ぶときには8の字結びっていう結び方があるんやけど、これは難しいぞ~」

 

最初は「そんなの知ってる」みたいな顔で聞いていた生徒も、次々に出てくる”生きた知”に、次第に圧倒されていったようでした。

また、吉田先生と一緒に作業をする中で、土や苗との向き合い方というか、そこでの立ち居振る舞いというか、醸し出される雰囲気に引き込まれていった気がします。

 

言葉だけでなく、身体や空気感から伝わる”生きた知”。

改めてその大切さに気が付いたゼミでした。

吉田先生、本当にありがとうございました。

 

これからみんなで丁寧に野菜を育てて、できた野菜からどんな料理にするのか?

大変なこともたくさんありそうですが、それよりもワクワクが勝っています。

では、また~