見ている世界
どうも、学びの森のキノシタです。
今日もめちゃくちゃ暑かったですね…。
学びの森では、小学生は週4回<運動>の時間があり、近くの公園や体育館で身体を動かしています。
でもこの猛暑では、いくらエネルギーの塊たちと言えど、思い切り動き回ることは危険だと肌で感じている様子。
明後日からの合宿に体調万全で臨みたいという気持ちもどこかにあるらしく、今日は<運動>というより公園へ楽しいことを見つけに行くことにしました。
公園について、何をしようかなぁ、みんな何するー?と言いながら、一人ひとり心動くもの探し。
ある生徒は木々の中へ虫捕りへ、ある生徒は砂場で穴掘りを、またある生徒はブランコに風を感じに行きました。
僕も心の動くままに公園を散策。
その流れで自然と虫捕りキッズたちと一緒になりました。
あ、セミいた!
あっちあっち!あそこにいる!!
こいつらすぐ察知して逃げるな…。
うわぁ!バッタ跳んできた!!
この木の中に何か隠れた!
穴つついてみよう。
一歩足を進めるたびに、ひとつの発見があります。
そういう生徒の様子を見ていると、このアンテナの感度というか、世界の見え方って少なくなってないか?とハッとさせられました。
でもアンテナの感度はいつだってチューニングできるのです!
生徒と一緒に公園の隅々を歩いていると、普段は感じることのない色々なことを感じ取ることができます。
僕も生徒と同じように、一歩ずつ発見、発見、発見。
もうこうなってくると、何してても面白くなってきます。
ブランコに乗りながらボーっと空を見上げたり、セミの死骸を集めて砂場で供養したり、一人で/誰かとその場ですることのすべてが「遊び」に変わっていきました。
いつもの<運動>のように、鬼ごっこや野球、バスケットボールをしながらコミュニケーションを取る時間はもちろん。
今日みたいに五感をフルに使ってコミュニケーションを取る時間もすごく楽しかったです。
ん?待てよ、これって別に<運動>の時間に限ったことじゃないなぁ。
1コマ目の<ことばゼミ>で、米倉斉加年さんの『大人になれなかった弟たちへ……』を中学生と一緒に読んで考え合ったときも同じ感覚だったような気がしなくもないなぁ。
う~ん…。
なんというかこう”異文化”としての自分/他者が見ている世界を、五感をフルに使うぐらい真剣に、一緒のことを考えて取り組む中で見るっていうのが、<運動>の時間然り、<ことばゼミ>の時間然り、もっと言うと学びの森の活動全体としてあるのかなぁと思いました。
うまく言えてないかもしれないですが、そういうことを大切にしていきたいと思えた時間でした。
いよいよ明後日から夏合宿!色んな世界を一緒に見たいものですね!!
そろそろ荷造りしなきゃ!
では、また~