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日誌

本気でやる、やりきる

どうも、学びの森のキノシタです。

今日も音楽の講座がありました。中学生以上のグループにとっては最後の練習日です。

 

まずはDグループ。

 

 

自分で言うのもなんですが、もうほぼ完璧と言っても良いんじゃないでしょうか?!

通し演奏でも、間違えるのは僕ぐらいですし…。笑

 

欲を言えば、僕も含めてもっと自信を持って演奏できたらいいかなとのご指摘がありました。

演奏している自分が一番わかるんですが、自信ないところって強く音を出せないんですよね。

 

でもそれをしてしまうと、拍がズレたり、次に出す音が飛んだりしてしまう危険性も…。

やっぱり細かいところをもっと突き詰めて練習していきたいなぁと思いました。

 

まだ本番を迎えてもないんですが、このメンバーで一緒に演奏できて、僕は個人的にすごく嬉しかったなぁと思っています。

みんな優しいし(僕以外)感情を外に出すタイプではない(僕以外)んですが、責任感は強い(僕含め?)人たちです。

 

それぞれが本気で+やりたいと思って取りくんできたし、バンドとしてのまとまりと一人ひとりの味が出てると思います。

回を重ねるごとにそれが強く感じられるようになり、楽しくて楽しくていつも僕が「ちょ、もう一回頭から練習させて!」と、みんなに頼んでいました。

 

僕は個人的に、本気で最後まで/形にするまで、取り組んだから得られたモノってあると思うんです。

言葉にするのは難しいですが、なんというかこう、う~ん……「これから先もふとした瞬間に思い出して、その時の景色や感情をありありと引き出せるような経験」とでも言うんでしょうか?

 

その経験によって自分自身が/自分自身を捉える視点が確実に変わっちゃう感覚というのも、僕の中では大切にしたいことのひとつです。

少しおおげさな表現になってしまいましたが、本番が終わったときにその経験や感覚が得られてたらいいなぁと思いました。

みんなあとちょっと一緒にがんばろー!

 

さて、お次はCグループ。

 

 

メンバーの加入・脱退、練習不足、それによるモチベーションの低下など、紆余曲折ありましたが、最後の練習はどのグループにも等しく訪れます。

竹内さんもなんとか形になるように、一緒に試行錯誤してくれました。

前回のブログで「もうあとはやるかやらないかだけ」と書きましたが、今回もまさしくそんな感じでした。

 

まだできなくっても、途中でわからなくなっても、最後まで演奏をやりきったらそれは演奏です。

やる前から投げてしまったり、途中で諦めてしまうと、音が止まって演奏じゃなくなります。

 

「もうやるしかない」その気持ちで取り組み、なんとかみんな最後にはある程度演奏することができるようになりました。

終わって楽器の片づけをしているときに、ある生徒が「できへんかったら目立つし嫌やぁ…もう無理ぃ…」とつぶやいていました。

 

きっとそれは、苦しいけどちょっとずつできるようになってきたから、このままでは終われないと思っているから、言える言葉だとも思います。

それぞれのメンバーの表情や取り組み方を見ていても、「このままでは終わりたくない」という気持ちがあるような気がします。

竹内さんも振り返りの際に「あと少しで ”楽しい” ところにいけるはずなんです!この “楽しい” っていう感覚は絶対味わってほしいです!!」とおっしゃっていました。

 

Cグループのこれまでを見てきて、僕はやっぱり「楽しい」って簡単に手に入るもんじゃないなぁとつくづく思いました。

本気でやるから、やりきろうとするからこそしんどい壁も出てくる。

本気でやるから、やりきるからこそ「楽しい」が手に入る。意味のある経験がつくれる。

これはCグループだけではなく、みんなに言えることだと思います。

 

学びの森の活動のすべてに、この「本気でやる、やりきる」が根付けば、もっと「楽しい」活動になるはず。

今後もゆっくり、丁寧に、その条件を模索していきたいと思います。

では、また~