たった3秒、されど3秒
どうも、学びの森のキノシタです。
今日はアリスさんの講座がありました。
前回撮影した動画をコマ割りにし、白黒で印刷しました。
3秒間のアニメーションをつくるので、ひとり24カット!
ここにトレーシングペーパーを重ね、ずれないようにクリップをし、動かしたい部分をなぞっていきます。
どの部分を切り取るかは、どんなアニメーションにしたいかという自分のイメージ次第。
すべての線をなぞって緻密に動かす?ある部分だけなぞったら抽象的で面白くなるかも?
などなど、アリスさんと話し合いながらイメージを線に落とし込みます。
イメージが決まれば、あとはそれぞれが黙々と作業に没頭。
教室はさながら、アニメ制作会社の作業部屋に一変しました。
繊細なタッチでなぞる子、影の部分だけ大胆になぞる子、中にはイメージがどんどん湧いてきて、色やオリジナルの絵を描き加えていく子もいました。
こうした一人ひとりの違いが、アニメーションになったときにどういう形で出てくるのか見ものですね。
2時間の講座はあっという間に終了。
みんな集中しまくっていたので「え?もうこんな時間!?」と驚いていました。
黙々と作業をしながら、ある子がポツリとこぼしました。
「めっちゃ頑張ってるけど、これでもたった3秒なんよなぁ…」
みんなこの言葉にハッとしていました。
今回の作業を通して、たった3秒のためにどれだけのエネルギーや情熱が必要か、身をもって知る経験になるかもしれません。
次回以降も個々の作業が続きます。
たった3秒、されど3秒。
そこに注いだエネルギーや情熱がどんな形で表現されるのか?
表現されたものから何を感じるのか?
僕も負けじと自分の作業に没頭したいと思います!
では、また~