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日誌

魔法の杖を探す旅

どうも、学びの森のキノシタです。

 

 

 

 

今日は<教養講座(身体)>があったのですが、昨日の夜に講師の柳さんからこんなLINEが…。

 

 

 

川でひろったきれいな石、草むらで拾ったヘビのぬけがら、森で拾った不思議な形の葉っぱ。

 

 

僕たちは大人になるまでにたくさんの宝物と出会い、拾い上げてきた。

 

 

その宝物たちは自分にしか見えない魅力をキラキラと放っている。

 


自分にしか見えない物の魅力、自分にしか見えない世界を探しに行こう!旅に出よう!!

 

 

 

なんだろうこの感じ、、、くすぐられるぅ~!!

 

 

 

 

というわけで、いつの間にか見えなくなった自分にしか見えないもの、世界を探す旅に、いざ出発!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅なので、今回は学びの森の外に出て近くの公園へ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

柳さんが「小さい頃、木の棒とか石とか拾って家に持ち帰ったことある人ー?」と尋ねると

 

 

ほとんどの生徒(僕を含む)が手を挙げました。

 

 

 

 

柳さんが「じゃあ、その棒とか石、今でも持ってるって人ー?」

 

 

 

 

これは数名(僕を含む)しかいませんでした。

 

 

 

 

やっぱりいつの間にかどこかにいったり、捨ててしまうものなのかもしれませんね。

 

 

 

 

今日はそんな自分の「特別なもの(今回は木の棒)」との出会いを探す日だと説明を受け、いざ公園内を散策。

 

 

 

 

 

 

しゃべりながら探す子、手あたり次第棒を拾っては捨て拾っては捨てを繰り返す子、黙々と探す子、木の棒以外に夢中な子。

 

 

 

 

それぞれの探し方で、じっくりと時間をかけ、自分だけの「魔法の杖」を探しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブランコのところに集まって、杖を紹介する時間です。

 

 

公園のどの辺に落ちていたか、なんでそれが魅力的に感じたか、どんな魔法(機能)が付いていると思うか

 

 

 

 

など、杖との出会い、自分にしか見えない魅力を存分に語ります。

 

 

 

 

公園の真ん中あたりに落ちてて、このぴょーんって感じの曲がり具合、しなやかさが良いと思った。

 

 

 

団扇みたいな形がかっこよいなーって。いろんな強さの風が出せて、自動で扇いでくれるような魔法が使える。

 

 

 

このクルってなってるとこが腕にちょうど合ったから。自由自在に伸縮して、いろんなものを掴める魔法がいい。

 

 

 

その辺に転がってて、この曲がってる感じとかが持ちやすくていいなって。絵を描くのが好きだから、自動で思いついた絵が描ける魔法にします。

 

 

 

僕はいいのが見つからなかったなぁ。この棒は…う~ん、しっくりこないかな。

 

 

 

公園の西のほうで。ポッキーみたいな見た目が気に入ってる。なんでもポッキーにできる魔法なんてアリかも。

 

 

 

これはサイズ感とか握りやすさとかがちょうどいいなって。この杖自体が宙に浮いて、常に自分のそばから離れない魔法が使えます。

 

 

 

先生が捨てたやつを拾ったら、色とか木肌の感じとかがすごくいいなぁと思って。これに何か服とか帽子とかかけれるような魔法いいっすね。

 

 

 

 

これは赤い実がついてて可愛いと思った。杖を振ると、どこかの街のネコが増える魔法が使えます。

 

 

こんな感じで、みんな自分にしか見い出せない魅力や、その理由を話し合いました。

 

 

 

 

僕の杖も最高なので紹介したいのですが、残念ながら写真がありません…。でも、

 

 

 

 

自分が/他者が「いいな」と思うものさしの大切さ、自由な発想を持って表現していいということ。

 

 

 

 

みんなの魔法の杖から、そんなことを感じ取りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は、この魔法の杖を使って鬼ごっこをしました。

 

 

 

 

なんてったって魔法の杖ですから、魔法が使えます。

 

 

 ①「スローモーション」…誰かの動きを10秒スローにできる魔法

 

 ②「ストップ」…誰かの動きを10秒止められる魔法

 

 ③「透明人間」…誰かの姿を見えなくする魔法

 

 

この3つの魔法を駆使して、鬼ごっこスタート!!!

 

 

 

 

 

直前のところで「スローモーション」や「ストップ」の魔法をかけられ、タッチできなかったり

 

 

 

 

鬼が自分を透明人間にして追いかけたり、逆に透明人間になって逃げたり。

 

 

 

 

面白かったのは、誰かを鬼への生贄に捧げるため「スローモーション」や「ストップ」の魔法を使えるところ。

 

 

 

 

教室では接点のない生徒同士が、お互いに魔法をかけあい、だまし合う姿が見られて笑ってしまいました。

 

 

 

 

こんな感じで生徒同士のつながりが広がっていくのも良いなぁと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法の杖を探す旅ー。

 

 

 

 

それは、見つかる/見つからないに関係なく、いや、見つからないことも含めて、

 

 

 

 

新しい?本来の?「自分」や「他者」と出合う旅でもあったように思います。

 

 

 

 

この時間を通して、みんな自分の杖に愛着が湧いたみたいです。

 

 

 

 

僕も自分の身体の一部みたいに思えてきたので、明日からも使っていこうと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、柳さんから最後に宿題が出されました。

 

 

 

 

それは、「次の講座までに、日常生活の中で、その魔法の杖を使ったシーンを想像してみる」というもの。

 

 

 

 

みんなはどんな魔法を使い、どんなことが起こるシーンを想像するのでしょうか?

 

 

 

 

次回それを聞けるのを楽しみにしたいと思います。

 

 

 

 

では、また~