それ自体が目的
どうも、学びの森のキノシタです。
今日は来るべき内覧展に向け、ラストスパートに入った<教養講座(芸術)>の様子をご紹介します。
「環境」と「本人の欲望」が揃えば子どもは勝手に学ぶものだと、つくづく実感しました。
前回の講座では、生徒たちにどんな展示の仕方にするかアイデアを出し合ってもらい、
最後に自分がどんな展示の仕方をしたいのか、そのためには何が必要なのかを個々にヒアリングしました。
※前回のブログはコチラ→「内覧展に向けて」
そして今回、その「必要なモノ」が揃った状態で講座スタート。
自分に必要なモノがある!と認識ときの生徒の反応たるや…。
目をランランと輝かせて、いつになったら作業ができるんだ!と訴えているようでした。
「今日は〇時まで」と終了時刻を伝えると、みんな一斉に動き出しました。
その場のエネルギーが一気に増大したのを感じました。
みんなひたすら手を動かして、手を動かすと同時に、思考もどんどん加速して動いているようでした。
もっとこうしてみよう!
こうしたらどうなるかな!?
くそっ!これじゃない!!
もっと違う色やモノも作りたい!
生徒たちの頭の中では、こんな言葉が飛び交っているようでした。
その時には、自分が今作っているものを「展示する」ということはどこかに消えてしまっていて、
ただただ自分の欲望を満たすために、作ることそれ自体が目的になっていたように思います。
生徒たちの表情やその場の空気から、次のようなことを考えました。
「展示する」ということを考えて作業することも大切だし、そのプロセスで多くを学んでいると思いますが、
その行為自体が「目的」になっている瞬間の連続が、一番学んでいると言えるのではないでしょうか。
そして、その学びは「環境」と「本人の欲望」があれば、勝手に発生するものなのかもしれません。
もちろん他にもいろんな前提があっての話ではありますが、こうした機会をどんどん作っていきたいと思いました。
最終的にどんな展示になったのか、また報告します。
では、また~