AOAプロジェクト報告【その2】
こんばんは、学びの森のキノシタです。
先日のブログではご紹介しきれなかった宿泊行事の第二弾!
さっそくいってみましょう!(どこまで書いたっけ…)
そうそう、「アーチェリー」の体験からですね。
たたき染めと同様、これまた僕自身も初体験の競技でした。
小学生から体験できるとは言え、道具は本物。
矢の先は鋭く尖っていて、「刺さったらやばい…」というのはみんな十分に感じたようです。
事故なく安全にするためにも、ガイドの人の言うことは絶対守らねば!
というわけで、「セット」→「構え」→「打て」の3つのステップで的を射ることに。
よく狙って矢を放ったつもりでも、ちょっとのことで大きなズレになってしまいます。
アーチェリー経験のある生徒も、道具の違いに戸惑うところもあり、なかなか的に当たりません。
そんな中、小学生の女の子が
あ、当たった~♫
めちゃくちゃ良いリアクションですが、メラメラと対抗心が燃え上がってきました。
映画『ランボー』が最も好きな映画だと常日頃から宣言している男の子(写真左)にとっては、たまったもんじゃなかったでしょう。
それからというもの、みんな黙々と矢を放ち続けていました。
こういうときの生徒の集中力(とスタッフの大人気なさ)が、学びの森の売りかもしれません。
最初は的に届かなかった子も、最後にはど真ん中に近いところを射ることができていました。
宿舎に帰る頃には日も暮れ始めていて、振り返るときれいな夕日が見えました。
自然の家でのアクティビティを満喫し、みんなヘトヘトでした。
日が暮れると急に気温が下がったこともあり、みんな寒い寒いと言いながら宿舎へ。
晩ごはんの前にお風呂で冷えた身体を温めました。
異学年が集まると、自然と上の子が下の子を気にかけてくれるから不思議だなと思います。
お風呂のときも、高校生の子が小学生たちをまとめて面倒見てくれました。
普段は頼りない一面もあるけど、そういうところを見ると大人になったなぁと感動してしまいますね。
お風呂に入ったら、みんなお待ちかねの晩ごはんです!
昼あんなに食べたのに、もうお腹が空いているとは恐ろしい…。
満場一致で決まった「鶏の竜田揚げ定食」は格別の美味しさでした!!
そうそう、アーチェリーのときに生徒とこの竜田揚げを賭けて真剣勝負をしたのも良い思い出です。
もちろん僕が勝ったんですが、英語の宿題と引き換えに今回は見逃してあげることにしました。
お腹いっぱいになったところで、次は実行委員会が考えた「レクリエーション」をしました。
最初はAくん発案の「リーダー探し」です。
鬼にリーダーが誰かバレないように、他の人がリーダーのマネをするゲームです。
ルールを知らない人が多く、はじめはギクシャクしましたが、次第にみんな慣れてきて、結構盛り上がりました。
続いてはBさん考案の「フルーツバスケット」です。
みなさんも一度はしたことがあるのではないでしょうか?小学校のときの定番中の定番です。
と思いきや、したことない子もいるもんで、こちらもルールを説明してからゆっくりスタート。
学びの森で生徒と遊んでいると、よくこういう場面に出くわします。
やっぱりみんな違う環境や文化で育ってきたというか、僕たちはみんな「異文化」なんだということを改めて感じさせられます。
その「異文化」同士がぶつかり合うからこそ、新しいものが生まれてくるんだと思います。
同質性の高い集団の中でのコミュニケーションは、スムーズで心地よいものがありますが、
「異文化」がぶつかり合うときのコミュニケーションは、ギクシャクもするし時間もかかります。
でもそうやって時間をかけることが大事なのかもしれないなと、楽しそうに遊ぶ生徒の顔を見て思いました。
最後は僕考案の「ジェスチャーゲーム」です。
「う○こが漏れそうなのを我慢している人」などのくじをつくっておいて、その場でひいて演じてもらうことにしました。
みんなもっと恥ずかしがったり、とんでもない演技をするかなぁと思っていた僕が大間違いでした…。
主役を張れるぐらいの熱演っぷりに、お題が次々と終了。
表現することにかけて、みんな僕より一枚も二枚も上手だったのが悔しいです。
片付けをしながら、実行委員のふたりに感想を聞いてみると、「みんな盛り上がってくれてよかった」と言っていました。
ふたりとも、自分たちが考えた企画で楽しそうにしてる人がいる喜びを感じていたようです。
そういう経験を、また次に何らかのカタチで活かしてくれることを期待しています。
さて、楽しんだしもうあとは寝るだけ!!
と思ったそこのあなた!ひとつ大事な(?)ことをお忘れじゃありませんか?
そう、六甲といえば夜景!通称「百万ドルの夜景」ですよ!!
ということで、みんなを車に乗せて夜景が一望できるところへ。
夜やし暗いし寒いしワクワクするしで、みんなハイテンションです。
どんな景色が見れるのか、期待に胸を膨らませながら階段を登りきると…
まだ道がありました。
何やらブラックライトで照らされているらしく、生徒たちもこの通り。
そんな冗談は置いといて…
こちらが「百万ドルの夜景」でございます!!!
思わず「わぁぁあー!きれーい!!」と叫ぶ生徒も。
街の明かりが揺らめいて見えるのは、温度の違う空気の層ができているから(代表談)
その説明を聞いているのかいないのか、みんな夢中になって景色を眺めていました。
この写真を撮るために行事に参加したのに、ケータイを忘れて半泣きになっていた生徒もいましたが、その子には後日データを渡すということで泣き止んでもらいました。
あまり長居すると風邪をひいてしまうので、夜景は10分くらいで終了。
また大人になったら行きなされ。
帰りの車でも、みんな余韻に浸っていました。
宿舎に帰り、本当にあとはもう寝るだけ!
それぞれ寝る準備をしてもらい、消灯となりました。
次の日はいよいよ<芸術散歩>です。
その様子はまたお伝えいたします。
では、また~