目を輝かせる瞬間
こんばんは、学びの森のキノシタです。
今日は前回ご紹介した怪物、「顕微鏡」を使って結晶を観察した様子をご報告したいと思います。
時は遡ること2週間前。
理科の実験をしよう!ということで、ミョウバンと食塩の結晶を作ってみました。
熱湯にミョウバンと食塩を溶かし、そこにモールを垂らしてじっくり冷やすことで結晶ができる、所謂「再結晶」実験です。
この実験自体が初めての体験だったAくん。試行錯誤しながら結晶づくりに挑戦していました。
そして、できた結晶がコレ!!
【ミョウバン】
【食塩】
どうです?なかなかの出来栄えでしょう?←知らんけど
Aくんは
こんな風にしたら結晶ってできるんですね!
ミョウバンのほうは大きな結晶ができたけど、食塩はなんで小さいのしかできないんだろう?
他の物質だったら違う形の結晶ができるんですかね?
と、興奮していました。
僕は「あとは自分で調べといて~」と流してしまいましたが、その後Aくんは調べたんだろうか…。
まぁそれはいいとして、今回は顕微鏡を使って、それらの結晶を観察することに。
まずはモールについた結晶をピンセットで取り出して
プレパラートにのせて
ピントを合わせていきます。
さて、どんな世界が見えるのか…
!?
!?!?
!?!?!?
あーーーーー!見えた!!めっちゃキレイ!!!
結晶ってこんなキレイなんですね!!
僕初めて見ました!!!
Aくんの目がキラキラ輝きます。
僕もそれを見て心が躍りました。
Aくんはその後も、倍率を変えたり、自然光で見てみたり、結晶の別の部分を採取したり、観察に没頭していました。
色んな疑問も湧いてきたようで、それについても調べてみようということに。
Aくんの探究は続きそうです。
どの生徒にも、こんな風に目を輝かせる瞬間というのがあります。
「どんなことに」目を輝かせるのかは違えど、そのときの心の動きはみんな同じように、かけがえのないものなのかもしれないと思いました。
こうした瞬間をどうやってつくりだすか、またその瞬間を見逃さずにどうやって関わるか―。
この辺りをもっと考えていきたいなと思いました。
Aくんには今、観察した結果と、観察してみての感想を書いてもらっています。
またそちらもご紹介できればと思います。
では、また~