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日誌

教養講座「あかたさんと話そう」

昨年から始まったこの講座を、今年も開講します。

 

 

生徒たちへのお知らせ用にチラシを作りました。

見づらいかもしれなので、以下に全文を載せます。

 

 

 

 

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昨年から学びの森に関わってくれている あかたちかこ さんが今年も来てくれることになりました。

あかたさんは、色々な大学や児童自立支援施設で若者のからだ・性・恋愛など、セクシュアルヘルスとその周辺について講師をされています。

ちょうど去年のこの時期に、僕はあかたさんに「性教育」という視点から学びの森で話をしてもらおうと思って声をかけました。

 

理由はふたつ。

ひとつは、学校では「性教育」という時間があるけど、学びの森にはなかったからです。

もうひとつは、僕が受けてきた「性教育」ではない「性教育」のあり方を考えてみたかったからです。

 

僕があかたさんを面白いと思ったのは、あかたさんが「性教育」のことを「人と人との関係を学ぶもの」だと考えているところでした。

その話を聞いたとき僕は、セックス、避妊具の種類、男女のからだの違い…そんな知識をただ覚えるだけが「性教育」ではないんだなと思いました。

人と人との関係の上に「性」の問題は起こります。

僕はみんなと一緒に、自分と友達、家族、恋人など色々な人との関係について考えたいと思っています。

【あかたさんと話そう】に参加してみませんか?

 

第1回のテーマは「恋愛」です。

身近な言葉ですが、本気で考えたら結構難しい、いや、めちゃくちゃ難しいテーマだと思います。

「恋愛」について、あかたさんと僕が真剣に対話している姿を、まずは見てください。

何か疑問に思ったこと、自分ならこう考えるという意見が出てきたら、僕たちの対話に入ってくれてもかまいません。

一度対話に入ったからといって、その後もずっと入っていないといけないわけではないし、無理に発言を求めることはしないので安心してください。

【あかたさんと話そう】への参加は強制ではありません。

興味があれば参加してください。途中参加・途中退出もOKです。

 

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昨年は「出前授業」や「フィールドワーク」など、色んな人や場所と出会った一年だったように思います。

その一つひとつが生徒にとってどんな経験だったのか?

僕はいつもそれを意識しながらそれらの授業を企画するのですが、まだまだ改善すべきところもいっぱいです。

 

 

 

 

<学校外の学びの場だからこそできることは何やろう?>

という大きな問いも必要ですが、忘れてはいけないのが

 

 

 

 

<この生徒にとって今必要な経験って何やろう?>

という個別の生徒を前提とした問いだと思います。

 

 

 

 

昨年の色々な活動の反省点は、この問いそしてその仮説が、自分の中でぼんやりしすぎていたことだと考えました。

そこで今年度は、改めて何のためにその場尾持つのかという「目的」を、生徒の「今」から考えることに重きを置くことにしました。

 

 

 

 

生徒たちに「今」の興味・関心を聞いていると、共通して「人間関係」がテーマとして出てきました。

この歳になっても、人間関係ってホンマに難しいなと思います。

だからこそ、一緒に考えたり話したりする時間をたっぷり取りたいと思いました。

 

 

 

 

人間関係をつくっていく上で僕が大切だと考えているのは「対話」です。

生徒たちには、僕とあかたさんが対話をする姿を見て

 

「こんな風に関係をつくっていくこともできんねや」

 

と思ってもらえたらいいなと思います。

どんな対話の場になるのか、緊張しますが楽しみです。