「編集」するチカラ
「編集」と聞いて思い浮かべるもの、何かありますか?
本?
映画?
雑誌?
CM?
ドラマ?
まだまだあると思います。
生徒たちと考えていると、こんなのも出てきました。
ファッション
お店
美術展
お弁当
街
中には「人生」という深い意見も…。
こんなにたくさんのことと関係している「編集」
それをするチカラって、実はものすごく大事な作業なんだと思います。
そこで、ここ2ヵ月ほど、生徒たちと一緒に色々なものを「編集」してみました。
ちなみに、ここでいう「編集」の定義は
”いろいろな情報の中から、「対象(誰のために)」と「テーマ(何の目的で)」を考えて、情報を選択すること”
として、生徒たちと共有しました。
さて、まず編集したのは「お弁当」
なんでこんな肉多いの?なんでこの器?自分なら買わないかな?・・・など
チラシをよーく見てみると、そのお弁当の「対象」と「テーマ」が見えてきます。
いろんなお弁当を見比べて、実際に自分たちもお弁当を編集してみました。
ある子は「お母さんに(対象)、元気を出してもらう(テーマ)」お弁当を
ある子は「お父さんに(対象)、痩せてもらう(テーマ)」お弁当を
ある子は「自分に(対象)、しいたけを克服する(テーマ)」お弁当を
編集しました。
たくさんある具材の中から、ある人のことを考えて具材を選び、詰めるのがお弁当。
これも立派な「編集」です。
お弁当のあとは、「展示会」を編集しました。
みんな結構悩んでいましたが、思い思いの「〇〇展」を仕上げていました。
生徒たちと一緒に作業をしていて、改めて「編集」するチカラって大事だと思いました。
「編集は人生」と言った生徒の言葉もまんざらではないのかもしれません。
なぜなら、僕はこうして日々を過ごす中で、自分の「経験」を編集していると思うからです。
本を読んだ「経験」
人と話した「経験」
感動した「経験」
寂しいと思った「経験」
今の僕をつくっているのは、こうしたたくさんの「経験」です。
そして、これからの僕をつくるのは、こうしたたくさんの「経験」を
自分のために(対象)、どう生きる(テーマ)かを考えながら編集するチカラだと思います。