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日誌

9月3日語り場 「もう行かないでおこう。」と思い、1週間休んだ。

今年度、4回目の「語り場」がありました。
「語り場」とは、生徒1人が『語り手』となり、自身のライフストーリーを「語る」。それを他の生徒が『聞き手』となり、「聞き」「考え」、また「語る」場です。自身の経験を振り返る語り手にとってはもちろん、聞き手にとっても、語り手の過去の苦労や傷が見えたり、共感するところがあったり、自分を振り返ったりする機会です。
今回の様子を簡単にご紹介します。
■語り手:D


■参加者:10名(生徒6名・塾長・小牧・田中・小林)
■Dの語り 前半(10:50~)************************************************
生徒D  幼稚園は、楽しく過ごしていた。
      小学校は、クラス替えのない小規模の学校に通っていた。
      小3のとき、クラスでいじめにあった。
      理由は、ささいなこと。
      内容は言いたくない。
      とにかく居心地が良くなかった。
      小4のとき、まだ軽くいじめにあった。
      保健室登校をしてた。
      小5・6年のとき、クラスが落ち着いてきた気がする。
      保健室登校が減り、教室に戻った。
   
      中1は、担任の体調不良でクラスが安定しなかった。
      クラスが荒れ始めて、またいじめにあった。
   
塾長    「クラスが荒れるといじめが起こる」ということですか?
生徒D   うん。
生徒A    いやそんなことない。
生徒B    原因のひとつではあるけど、それがすべてじゃない。
生徒C    クラスの荒れというより、クラスのリーダー格の荒れじゃないかな。
生徒D    中2で、少し休みがちになった。
        学校の先生は最高だった。
        ある日、クラスで問題があって、クラス全体に先生が怒った。
        少しクラスが落ち着いたが、
        登校する度に「あいつが来た」と注目され、居心地が良くなかった。
        「もう行かないでおこう。」と思い、1週間休んだ。

        その後、すぐにアウラに行った。
塾長     完全に休むようになったきっかけはありますか?
生徒D    小3・4年のときは、
        親に「学校を休みたい」と言うと、
        親に「なぜほかの子みたいにできないの?」と言われ、
        ショックで、休むようになった。

        中2のときは、
        きっかけはなく、
        積もり積もったものが限界点に達したという感じ。
        高校は良かった。
        ただ、私はストレスを感じやすいから、
        いろいろしんどいこともあった。
塾長     どんなときにストレスを感じますか?
生徒D    イベントごとや自分を中心に集団ができたとき。
        ストレスがかかると、自分がコントロールしにくくなる。
        それが気になって、学校を休むようになった。
 
■それぞれの感想(11:50~)***********************************************
生徒A  大変だったんだなぁ。
生徒B  成長したんだね。
      ストレスが溜まったときに、良い発散方法があったらいいですね。
生徒C  ストレスを上手く処理したときのパターンを探ろうよ。
生徒E  今のDの状態で、昔のDを見つめる作業って、面白いですね。
生徒F  根っからまじめなんだね。
生徒G  いつも気が利くよね。
小牧   ストレスパターンを把握できればいいですね。
塾長  『自分と環境との関係の中にストレスが生じる』
      人によって状況や大きさは違えど、ストレスはみんなが抱えているもの。
       「学校が悪い」「クラスの人が悪い」というように他のせいにすると
      一時的ににストレスが低くなるが、自分は変わらない。      
      悪者を作らず、自分に向かうことで、
      自分を見つめ、自分を変えることになる。
      自分を変えることで、環境に対する解釈が広がり、ストレス処理パターンが増えます。
■Dの感想(11:55~)***************************************************
生徒Gに「気が利く」って初めて言われた。うれしい。