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日誌

演劇は最高の遊び

知誠館では、月に一度「出会い場」という活動を行っています。
出会い場は、こだわりを持って生きている大人と生徒たちが出会う場です。
今月は、演劇が大好きな高校1年生の女の子の希望で、同じく演劇が大好きで演出家として活躍しておられる枡井智英さんという方にお越しいただきました。


桝井さんは、現在神戸松蔭女子学院大学の総合文芸学科というところで専任講師をしながら、演出家として舞台演出に関わる仕事をされている方です。
お話を聞いていると、塾長夫妻とは大学生時代からの付き合いで、この知誠館の前身であるFreedy学園という塾で講師もされていたそうです。
桝井さんと演劇との出会いは、ちょうどその頃。
ESSという英語サークルに所属していたときのことでした。
ESSには、「ディスカッション・ディベート、スピーチ、ドラマ」の4つのグループがあり、桝井さんはその中の「ドラマ」グループに所属していました。
その活動の中で演劇と出会った桝井さんは、こんなに面白い遊びはない!と思ったそうです。
小さい頃からとにかく遊ぶことが大好きだったと話す桝井さん。
枡井さんにとって、演劇は最高の遊びだそうです。
それはなぜか?お話をまとめると次のように言えると思います。
─演劇はひとつの舞台を作り上げるのに、演じる・照明を落とす・音響を出す・舞台で使う道具を作る・脚本を作る・演出を考える・それを取り仕切る・観客を集める…と、本当にたくさんの役割があって、そのひとつひとつがめちゃくちゃ面白い!
─また、それだけ多くの役割があるということは、それだけ多くの人が集まるということ。大勢で何かひとつのものを作り上げることには、言葉にできない快感がある!
そんな演劇の面白さを、桝井さんは映画『Sound of Music』やミュージカル『リトル・ダンサー』の映像を交えながら伝えてくれました。
「この人、演劇めちゃくちゃ好きなんやろな~」とこっちまでワクワクするようなお話に、私の隣にいた生徒も「俺、役者なろかな。でもプロデューサーもおもろそうやな」と呟いていました。
この出会い場を企画した高校1年生の女の子は、その後もずーっと桝井さんと話をしていました。
どんな演劇が好きか?将来どうしたいの?
そんな話を自分の大好きな演劇のことをよく理解している人と話すのは、彼女にとっても楽しい時間となったのではないでしょうか。
私たちスタッフは、生徒一人ひとりの大好きなものの話に耳を傾けることはできても、その先の世界に触れさせることはそうできるものではありません。
だから「出会い場」という活動を通して、その先の世界に触れられる人と出会うことはすごく大事なことだと思います。
私にとっても、めちゃくちゃ楽しい出会いの場ですしね。
次回はどんな人が来てくれるのか!
今から楽しみです!
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