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日誌

変化する大学入試

先日日本経済新聞に、こんな記事が出ていました。


変わる大学入試(中)
 理念だけでは学生とれぬ 「中堅以下」置き去りに

その中で、私学の雄早稲田大学が、「一般入試とAO・推薦入試の入学者比率を逆転させる」と発表した、とありました。
「大学入試」という言葉から一般的に連想されるのは、ここでいう「一般入試」、いわゆる国数英社理…といった教科の「筆記試験」です。
AO入試・推薦入試は、その学校を第一志望とする学生たちが出願し、その学校の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせ合否が決まる、学力よりも目的意識や熱意、意欲が重視される入試形式です。
今早稲田がなぜそういった入試形式による入学者を増やそうとしているのか?
記事では「早稲田といえども難関国立大を不合格となり、学習意欲を喪失したまま入学してくる学生は少なくない」としたうえで、早稲田の鎌田総長がこう語ります。
「東大との併願組はいらない。早稲田で学ぶ志のある高校生を全国から集め、キャンパスに多様性を取り戻したい。」
この記事を読んだ田中。
「あれ?AO入試って廃止の方向に動くんじゃなかったっけ…?」
少し調べてみると…こちらのサイトに、2015年1月にこのような記事が。
以下一部引用。
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一般的にはあまり注目されていませんが、中教審答申は、大学入試の新たなルールを構築する観点から、現行の「一般入試、推薦入試、AO入試の区分を廃止」と明記しています。つまり、これからの大学入試は、試験から1週間程度で合格発表するようなものではなく、選抜にある程度の時間をかけてじっくりと合格者を選んでいく方式、つまり大学入試全体がある種の「AO入試」となっていくということを意味していると思われます。
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「大学入試全体がある種の『AO入試』となっていく」、こういった大学入試の趨勢の中で、私学の雄早稲田が上記のように一般入試とAO入試の比率逆転を発表、となると、よりその真実味が感じられるような…。
先ほど言ったように、各学校の「アドミッション・ポリシー」(=求める学生像)が合否の基準となるAO入試。
言い換えれば、各大学は大学のビジョンに見合うアドミッション・ポリシーを設定しないと、求める学生が集まらない…ということになるのでは。
そしてそして、受験生となる高校生たちにも、「ここで学びたい」「じゃあこの大学の求める学生像って?」「そのために自分はどう考え、学びたいのか?」「それをどうアピールすればいいのか?」といったことを主体的に考えないと、入試を突破できないのでは…?
私がおよそ7~8年前に経験した「大学入試」と、これからの「大学入試」では、全く違うものになってくるのでは…?
そんな変化に向けて、私たち教育に携わる者がどんなことを学び理解し発信していけばいいのか…?
と、いろんなことが頭をぐるぐる巡る記事でした。
(答えは出ない。)