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日誌

表現の自由を考える

「思考」のためのワークショップの時間です。
先週は私用でいけなかったので、今回とても楽しみにしていました。


テーマは「民主主義について」
そして、今回それを考える上で「表現の自由」に焦点を当ててみました。
会田誠という芸術家の「檄」という作品に絡んだ問題をもとに
「表現の自由」に関するあれこれを議論しました。
意見や疑問点が出てくる出てくる…
私以上にみんな社会のことを考えているようです。
「子どもにとって」良い表現と悪い表現って何?
公共の場の「公共」って何?
多数決が本当の民主主義なの?
「クレーマー」とそうでない人をどうやって判断するの?
そもそも「政治」って何?
などなど…
細かいことを上げればきりがありません。
ひとつの資料からいくつもの議題が出てきて
そのたびに議論が深化していく感じがしました。

こういった政治に関する内容を、「教育」の場で議論することってなかなか難しいことじゃないでしょうか?
なぜなら、一歩間違えれば、危ない思想を注入することにつながりかねないからです。
しかし、この場はそういった心配はしなくていいんじゃないかなーと私は思います。
それには、この場が「教える/教えられる」という関係で成り立ってはいないこと、何かひとつの答えを出すことを目的としていないこと、そして生徒たちに思考し続ける力があることが関係しているのかもしれません。
私もこの場で「中間者」として何かしないと…
とか思ってたんですけど、そんなこと必要ないというか、もはや生徒たちが「中間者」として私を思考の世界に連れて行ってくれます。
来週は
「少数と多数」
について思考したいと思います!
夏休み前に、頭使うでこれは!!