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日誌

同志社大学 中野民夫と・・・

同志社大学政策学部、中野民夫教授をたずねて新町キャンパスの臨光館に行きました。
中野さんは、今から15年前に「ワークショップ」(岩波新書)という本をお書きになられて、アメリカで80年代から盛んに活用されるようになった参加型の学習形態を、わかりやすい形で日本に紹介された方です。


大学卒業後に博報堂に入社された中野さんですが、在職中(89年)に2年8ヶ月にわたりサンフランシスコのカリフォルニア統合学研究所を中心にこの新しい参加型の学習を自ら経験し学ばれたそうです。
学習者主体、参加型、創造型・・・
こういった発想は、知誠館の教育とかなり重なるところがあります。
理論的には、正統的周辺参加やアフォーダンスを基盤においているんで、その根本の考え方にはかなりの共通性があるわけです。
というわけで、初対面でありながら妙に盛り上がった2時間余りでした。
「ワークショップは、それを進行する人(媒介者)によってその質が大きく左右される」とおっしゃる中野さん。
だからこそ、その瞬間瞬間に新しい発見と出会いがあるんでしょうね。
その微妙な動きをいかに的確にとらえ、言語化していくかこそ、媒介者の能力なような気がします。
今後ともいいお付き合いをさせてもらえればうれしいです。
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