アウラ学びの森では、この春から「エクステンション（放課後プログラム）」のメニューとして「現代文ゼミ」をスタートさせました。
ここでは、高校生・大学生・大人が入り混じった場で、それぞれが学びを深めています。
それに加え、知誠館の生徒も参加することによって、学校に通っているか否かに関係のない新しい学びの場を形成しています。


初回は2つの新聞の広告を見比べて、自分の意見を述べるということを行いました。
その際、広告に使われている人物は誰なのか？どんな服装？どんな表情？目線はどこを向いてるかな？場所はどこだろう？季節や時代はいつ？気候は暑い、それとも寒い？・・・と、普段目を付けないような細かいところまで広告を見て、それがいったい何を意味しているのか、この広告におけるメッセージは何なのかを分析しました。
また、そういった分析を述べるときに、必ず根拠を示しながら論理的に述べるということを重視しました。

生徒たちはそれぞれの視点から分析をし、それをしっかりと論理的に述べることができていました。
私自身も、たくさんの視点が出てきて、とてもおもしろかったです。
他の人の意見を聴くことによって、今までの自分の見方が変化する。
それを再構成して、再び他者に伝える。
この現代文ゼミでは、常にこうした「自分の再構築」が行われているのかもしれません。
また、それぞれが対話を繰り返すことによって、それを論理的に伝える力も同時に養われているような気もします。
年齢や学校に通っているかどうかの垣根を越えたこの学びの場が、「学ぶとはどういうことか？」を体現しているのかもしれません。
現代文ゼミは毎週金曜日の19:00～22:00に開催しています。
また動画や画像をお見せすることができたらと思っています。