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日誌

大臣の決意

11月24日、25日の両日、文科省が主催した「フリースクール・シンポジウム」に参加してきました。
その冒頭には、下村博文大臣の熱いメッセージがありました。
多忙な状況にもかかわらず、2時間余りのシンポジウムに最後まで参加くださり、その意気込みを感じずにはおれませんでした。


大臣は、「政府は今までフリースクールに通う子どもたちに何もしてこなかった」と口火を切られました。
そして、「不登校の中には、ダイヤモンドの原石のような子どもたちがたくさんいる。そんな子どもたちの学びと育ちを担っているフリースクールに、政府と地方自治体が何らかの形で支援をできる手立てを何とかしてつくりたい」と述べられたのです。
政府は、現在新しい教育改革プランとして56項目を掲げているそうですが、その中の一つの大きな柱として学校外に学ぶ不登校の子どもたちの支援策があるそうです。
大臣は、日本の高校生の81%が「自分はダメである」という意識を持っていることを取り上げ、いくらPISAで高いスコアをあげていてもこのような状況であれば日本の未来に希望が持てないと述べられ、教育改革を強く推し進めていく必要があることを繰り返し述べられていました。
そしてフリースクールで実践されている様々な教育の取り組みに敬意を払うと同時に、その多様性に日本の教育の危機を克服する一つのヒントがあると考えておられたようです。
「不登校の子どもたちの可能性を政府と民間が一緒になって伸ばしていける体制をこれから作っていく、今日がそのキックオフです」
大臣の強い発言に、私自身は感動を覚えていました。動きがありそうです。
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