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日誌

出会いについて

「出会い」ということについて考えてみました。
先日の関西大学の久保田先生との集まりの中での話です。


知誠館で行っている「出会い場」は、こだわりを持つ若者たちとこだわりを持つ大人たちの出会いの場として設定されました。
こだわりを持ちながら仕事を続けている大人たちに、自分のライフストーリーを自分の仕事の文脈に沿って語ってもらい、
それを若者たちや他の大人たちが聞きながら、相互交流を深めていくと行くといったセッションプログラムです。
ここでは、若者たちの出会いがテーマになります。
従来の定型的なキャリア支援のオルタナティブとして、出会いを生む場と環境の模索がその伏線に存在します。
そもそも出会いとは、とても能動的な活動なんだと思っています。
すごい話を聞いても「いい話だった」と片づけるだけでは、出会いは生まれてこないように思います。
聞き手の側に、何らかの自分との対話が生じ、その対話がそこで話されている内容と交差する時、その瞬間に出会いは生じていくように思います。
そう考えると、他者との出会いが実は未知なる自分自身の内面との出会いであることがわかってくるのです。
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