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日誌

医療連携

今日は、精神保健衛生士の方が、知誠館の見学と今後の連携について話合いをするためにお見えになりました。


学校連携、心理機関との連携、福祉機関との連携、大学等研究機関との連携、そして医療機関との連携。
これらの連携は、課題を持った若者支援の現場には、どれをとっても必要なことだと考えています。
目の前の一人一人の若者たちとどのような形で向き合い、そこからどのような形の支援をコーディネイトしていくのか?
そこがまさに若者支援の肝なのかもしれません。
今回は、それぞれの活動内容の紹介をした後、1時間余り、3人で小さな森のラウンドテーブルで議論することになりました。
その中心的なテーマ、それは支援という枠組みを通した「ラベリング」についてです。
障がい者福祉の領域では、知らず知らずの間に支援者が、当事者をある障がいの枠に押し込んでしまうことがよくあります。
これは、スティグマ(烙印)とも呼ばれますが、そのラベリングによって彼らの可能性が奪われてしまうことがあるのです。
だから支援者は、絶えず自分の支援のあり方について反省的な視点を持たないと、
「支援という名の支配」が蔓延していくことになるのです。
そしてこのことの重要性を訴えるために、私たちは支援者たちの学びの場として
4年前から「南丹ラウンドテーブル」を開催しているのです。
日々支援活動をしている人に、「支援とはなんだろう?」と問うことの大切さ。
日々教育の現場にいる人に、「学ぶってなんだろう?」って問うことの大切さを私たちはお伝えしたくて、
このラウンドテーブルは続けられているのです。
そんなことを議論し、そして私たちの活動のインフォメーションをお伝えしつつ、その日の話し合いの場は終わりました。
実のある連携こそが、新しい可能性を生むと私たちは信じているのです。