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日誌

表情

先週から知誠館の仲間になった女の子、もうすっかいいい表情を見せてくれるようになりました。
そしてもう一人、高2になる男の子、彼も今月から知誠館の仲間になりました。
彼の表情も少しずつですが和らぎ始めました。




子どもたちの表情から何を読み取り、何を投げかけていくのか?
まだまだコミュニケーションのラインが細い間は、このことが大事になってきます。
私たちに求められているのは、声なきメッセージ(ノンバーバル・メッセージ)をいかに読み取っていくのかということかもしれません。


「暗黙知」というコトバがあります。
マイケル・ボランニーという人が定義したコトバですが、まさにこの見えないものを読み取っていく技術はそれにあたるように思います。


表情に隠された見えないものをいかに正確に読み取りながら彼らに対応していくためには、私たち自身の視点を自在に移動する必要があるのです。
一つの視点ではなく、複数の視点。
それも並列的な視点の移動だけではなく、拡大縮小といった俯瞰性の中の移動。
これらを瞬時に行えないと、なかなか見えてくるものではありません。


暗黙知は言語化すると、なかなか難解な表現となることが多いです。
でもこの言語化は、とても大事なことのように思うのです。


そして、知誠館のすべてのメンバーが、いい表情を維持していくために、私たちは絶えず彼らの表情から何らかのメッセージを読み取っているのかもしれません。