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日誌

「支援」再考

「俺なんて生きてる価値がない・・・」

「私なんて、生まれてこなければよかった・・・」

 

 

こんな言葉を今までどれほど耳にしてきたことでしょうか?

不登校になってしまった子どもたちは、たいていこんな風に自己否定し

答えにならない問いを、何度も何度も自分自身に投げかけていくのです。

 

 

私たちは、そんな彼らに「思考する」ことを求めます。

あえて自身を「省察する」ことを課していきます。

 

 

そうすることで、彼らの答えにならなかった問いが生きてきます。

普通の高校生が問うこともなかった「生きる意味」に出会うことができます。

 

 

私たちは彼らに質の高い学びを求めます。

それは「偏差値」に染められた「質」ではありません。

 

 

これまで自分は、どんな風に生きてきて、どんな風に生きようとしているのか?

彼らのライフキャリアに裏付けられた学びの世界を求めます。

 

 

学びの森では、不登校の子どもたちが、現役の高校生や大学生、大学院生と一緒に学びます。

自分の経験をもとに自分の考えをあたりまえのように重ねていきます。

 

 

そんな場面に出会うとき

私の中から「支援」という二文字が逃げてゆくのです。