学びの森フリースクールでは、週に１度、小学生と中学１～２年生が集まり、

探究的な学習に取り組む「探究」の時間を持っています。

 

生徒たちはこの時間が好きなようで、「次探究や！」という喜びの声を毎週あげています。

 

 

そんな「探究」の時間、この日は図形に取り組んだようです。

 

「図形」といっても、ただ机に向かって図形を描いたり問題を解いたりするわけではなさそうです。…こちら。

 

 

 

 

なんと、サッカーボール。六角形の図形をひたすら作り、サッカーボールを作ってしまいました。

 

六角形をつなぎ合わせると自然に五角形の穴ができた、というのはある生徒からの報告。

 

中学生の頃、「〇角形をつなぎ合わせたらどんな形ができる？」といった

タイプの問題に出会う度、うまく想像できなくて苦しんだのを思い出しました。

 

 

頭の中で想像するだけで終わることと、手を動かし切り貼りするという

身体を伴った経験と共に学ぶこととでは大きな違いがあるのではないかと思います。

 

そしてこういった学習に目を輝かせて取り組む生徒たちを見ていると、彼らの中には

「知りたい」「やってみたい」「学びたい」という気持ちが存在するのだなということを改めて感じます。

 

 

そんな気持ちを大事に育めるような、よりそれを探究できる学びにつなげられるような、

ひいては彼らの生きる力になるような学びにつなげていかなくてはなと、改めて思った瞬間でした。

 

 

田中