教科書で学ぶ
学びの森フリースクールの中学生は、基本的に、在籍している中学校で使用している教科書を使い、
学校で学習を進める順番に学んでいきます。そのため国語でも、もちろん学校の教科書を読んでいきます。
こちらは、中学2年生の国語の教科書です。
大人になって教科書を読んでみると、やっぱり教科書ってよくできているなと思います。
作品の選択、その構成…。
ただ、それをどう使うかは教える者の力にかなり任されるところがあるなと思うのも正直なところです。
学びの森で教科書を読んでいく時は、人数の少なさ、1コマの時間の長さ、といった長所を利用して、
作品の面白さ、読んだ時に生まれる「?」をしっかりと拾い上げられるように読めればと思っています。
そして、中学生は「高校」という次の進路に向かっていく生徒がほとんどなため、
教科書準拠の問題集を使い、読解問題を「解く」ということも取り組んでいます。
文章を読み、自分の中に生まれた「?」を考えるという楽しさおもしろさと、
これからの進路を見据え求められる読解力、解答力をつけていく必要性と。
どちらも手に入れてほしいので、そのバランスの間で試行錯誤しながら取り組んでいる日々です。
田中