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日誌

最後の合宿に何を思うのか?

こんにちは、学びの森の王です。

夏休みが終わったのも束の間、2学期の準備等々に追われる日々…!

そして何といっても合宿!

 

今回は、自分が初めての合宿の中で感じたことを中心に共有したいと思います。

(より具体的な内容等は木下先生がブログで紹介してくれるのを信じて、端折り気味になるかもしれないです…)

 

合宿の行き先は淡路島!

海がめちゃめちゃ綺麗ですね!

子どもたちに混じり、自分も海に入ったのですが、実は海水浴は初めてでした!(泳ぐのも9年ぶりくらい)

 

さて、この合宿の中で自分が特に印象に残っているのが、中学3年生たちの動き方です。

Aくんは今まで幾度となく中学生を引っ張ってきていました。

今回の合宿でもその動きは顕在です!

 

行きと帰りのバスの中で、男子が集まってゲームをしていたとき。

Aくんは率先して場を盛り上げてくれていました!

 

また、帰りのバス。

一部の男子たちはとても元気で、集まってカードゲーム…

多くの子どもたちが夜中まで、あるいは朝まで(消灯は22時のはず?)ゲームをして疲れ切っていました。

もちろん、その中でも元気な子はいます。

ある小学生の女の子は、同学年の子たちがバスの中で寝てしまい、ひとりぼっち…

そんな中でAくんは、どうにかしてカードゲームの輪の中に入れようとしていました!

 

普段の学びの森の中では、あまり交わることのない2人。

でも、この合宿という非日常の中で、小さな交流が生まれました。

 

これは、Aくんも今回の合宿で特に意識していた部分なのではないかと思います。

 

中学生男子といつも引っ張ってくれているAくん。

だけど、学びの森を旅立つ日は、少しずつ近づいてきています。

だからこそ、今あまり関わりのなかった小学生たちと、少しでも関わりを持とうとしている。

そのような姿勢が伝わってきました。

 

というのも、2日目のメインイベント、「Onokoroパーク」での活動の最後、Aくんは他の中学生たちとは離れ、1人で足湯に入り、海を眺めていました。

自分もたまたまそこにいたのですが、なんとなくAくんからは寂しさのような、感慨深さのようなものが見え隠れしていた気がします。

彼の中で、この感情とどのように向き合うのか、見守っていきたいなと思いました。

 

次に中学3年生のBさん。Bさんの動きもまた、普段の学びの森での様子とはまた異なるものでした。

普段は他の子どもたちとの関わりはそこまで多くはありません。

しかし、合宿では、他の子どもたちとうまく関わろうとする姿がところどころで見られていました。

 

特に印象的だったのは、夜の花火!

海岸まで歩いていき、みんなで手持ち花火を楽しむ時間。

もちろん花火には火が必要なので、蝋燭を立て、そこで火をつけられるようにしていました(拠点みたいな感じです)。

その中で、Bさんはほとんどずっと蝋燭のそばにいました。

 

そうなると、次なる花火を求め、子どもたちはかわるがわる蝋燭のところに集まってきます。

それに対してBさんは、「これあまってるで」「きれいやな」等の声掛けをしていました。

また花火を求めてきた子どもたちの方も、Bさんに対して「これきれいやった!」等の声をかけていました。

このような自然発生的な交流を見ると、感動できるものがあります。

Bさん自身ももしかしたら、意図的にそのように動いたのかもしれないなと。

それが功を奏しており、他の子どもたちも、Bさんもとても楽しそうな表情をしていました。

 

もしかしたらBさんもAさんと同様に、これが最後の合宿であるという思いがあったのかもしれません。

 

このような中学3年生たちの動きを見ている中で、彼らは現在「納める」作業を始めているのではないかと感じました。

たくさんの思い出がある学びの森。

しかし、旅立ちの日は意識できるところに突入してきている。

だからこそ、やり残したことがないかを模索し、行動に移している。

その中には、寂しさや悲しさもあるかもしれません。

それと同じくらい、前向きな気持ちもあるのではないかと思います。

 

今年度のこれからのイベントも、彼らにとっては「納める」作業になります。

それを、スタッフとして見守り、受容したいなと感じました。

 

(写真等はインスタに少しずつあげていきたいと思います。)