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日誌

またまた大学院生が見学に来ました!

こんにちは、学びの森の王です。

学びの森の夏休みも刻一刻と近づいてきました。

夏休みにどこに行くかを教えてくれる生徒もいますが、羨ましい限りです…

ちなみにどこにも行く予定はありません(笑)

 

さて、少し前になりますが7月25日(金)に、またまた立命館大学の大学院生が見学に来ました!

今回は教職研究科ではなく、人間科学研究科の大学院生です。

その中でもほとんどの学生は、公認心理師や臨床心理士等の心理系の資格の取得を目指しています。

自分の後輩にあたる人たちですが(同じ研究室の後輩もいました)、自分も2022年7月に同じように見学に来たなぁと懐かしく思いました。

そのときは2名だけでしたが、今回は6名も!

 

今回の見学では、中3のことばゼミに参加することに!

現在、中3のことばゼミでは、道徳教育について考え、各自が調査を進めているところです。

もともとは、ある生徒が小学生時代の道徳教育について、違和感を覚えたことを文章化したことからこのテーマは始まりました。

 

そこから中学生のみなさんでいろいろ考えを出し合い、、、、

・道徳は必要なのか?だとしたらなぜ?

・マナーやしきたりとの違いは?

・そもそもどういうふうに評価したらいいのか?

・先生が持っている答えに誘導しているのでは?それに対して生徒は忖度しているのでは…?

 

上記のような様々な意見が出ていました。

そして、各々が自分が深めたい内容について調べてみることに。

この日はその中間発表のような位置付けでした。

ここに大学院生も参加し、各々の院生も様々な意見を出していました。

あげ出すとキリがないので、ここでは省略します…!

 

ゼミが終わった後に、大学院生たちにゼミの感想を聞いてみましたが、大好評!

・大学でもこのような話ができる人が少ない。

・議論のレベルが高い。

・中学生の頃にこのように考え、深める経験があることが羨ましい。

・もっと議論したかった。

等々、とても良い刺激になり、何かしらを持ち帰ってくれたのではないかと思います。

 

自分は、前回と今回の院生見学を踏まえて、もしかしたら学びの森での実践は、学びの森の外でも展開できる可能性があるのでは?と感じました。

例えば、大学での授業。

受講している学生からテーマを挙げてもらい、それについて全員で考える。

考えた上で、議論を深め、最終的にはレポート等の成果物を提示する。

このように、学びの森でのことばゼミでの実践は、フリースクールという場にとどまらず、様々な教育現場にも拡大できる可能性があるのではないか。

あるいは学生だけでなく、社会人にも上記のような経験ができる場を提供できるのではないか。

この経験の中で、人々の中に学びが生まれるのではないか。

そのようなことを考えていました。

 

もちろん導入のためには、いろいろ考えなければならないことがあるかと思います。

ただ、学びの森での実践を学びの森の中だけに留めず、社会に発信し、展開していくことを検討するフェーズに来ているのかもしれません。

そのようなことも、今後考えていけたらなぁと思っています。

 

夏休みまで後少し、早くもリラックスモードに突入している生徒もいますが、良い形で1学期を終えれることを願っています笑