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日誌

教職大学院の学生が見学に来ました!

こんにちは、学びの森の王です。

6月に入ったばかりだなとおもっていたのですが、いつのまにか6月下旬が近づいてきており複雑な気持ちになります。

梅雨入りのニュースもあったはずなのですが、なぜか晴れの日が続いていますね、、めちゃくちゃ暑くて辛いです、、

子どもたちも運動から帰ってくると、エアコンや扇風機の前に集まっていきます笑

 

さて、6月11日と6月18日に、立命館大学の教職研究科の大学院生たちが見学に来ました!

学びの森の学術顧問の中村正先生が立命館大学で授業を行っており、その授業の一環として見学に来る形です。

今年は例年よりも多く、20人ほど来ると連絡が!

さすがに20人いっぺんにこられても入らないぞ…と思い、2日間に分け、10人ずつ来てもらうことにしました。

 

内容としては、まず学びの森の中を見てもらいます。18日の方は庭の見学もできました!(中村先生は庭のことを森と呼んでいました笑)

その後昼食をとるのですが、その時にびっくりな光景が!

なんと、大学院生たちが子どもたちと楽しく喋りながらご飯を食べています!

「え、完全に初対面だぞ…」と自分は驚いていました。

ただ、よくよく考えてみると教職大学院の学生なので、基本的に何かしらの教員免許を持っています。現職教員の方もいましたし。

だから、子どもと親しくなるのに慣れているのかなぁ、と思っていました。

 

昼食後は、学びの森の「ことばゼミ」のような雰囲気を体験してもらいたいなと思い、スタッフと学生の小グループを作り、テーマを設定してディスカッションを行いました。

 

設定されたテーマは以下の3つです。

①学びの森のブログで印象に残ったもの

②学びの森でできそうな新しい取り組み

③学びの森と学校でどのような連携ができるか

 

①のテーマでは、特に少し前に投稿された「テストを受ける意味って?」が話題に上がっていました。

学生の中にはすでに学校で非常勤講師をしており、テストを作っている人もいました。

ただ、テストを作る中で「このテストって本当に意味があるのかな?」と考えていたとのこと。

そこでこの投稿を目にして、同じようなモヤモヤ感を共有することができました。

 

②のテーマでは、少年院や児童自立支援施設の見学というアイデアが出ていました。

これは予想の斜め上をいくアイデア…

どういうことだ?と思い聞いていくと、社会の中のスタンダードとは異なる状態にある子どもと関わってみることで、新たな発見や考えが生まれたりするかもしれないということでした。子どもたちが自分たちの状態と比較して、何を考えるんだろうか。

なかなか実現にはハードルがあるかもしれませんが、どうなるか予想がつかないという点では面白そうです。

 

③のテーマでは、学校と学びの森で一緒に何かを作ることはできないか、それぞれのことをどのように理解するのかが重要ではないかという話がありました。

また、学校側は他の学びの場での学習を積極的に評価して欲しいという意見も、学生側から出ていました。

 

このほか、テーマ以外の話でも盛り上がっていました。

「学校の先生はなんで忙しいのか?」という問いに対しては、ある家庭科教員の方から、そもそも教員がお膳立てしてしまうから忙しくなるのではないかという意見が出たり…

「運動会とか、やってて楽しいのか?」という問いに対しては、保護者が子どもの頑張っている姿を見れて楽しいという意見もあれば、毎年やるものであるという規範から抜け出せないという意見もあり、学生たちの間でも意見は分かれていました。

 

学びの森では、教育のあり方を問い続け、更新を続けています。

それと同時に、このような考え方を他の教育現場を含め、社会にも展開していきたいという想いもあります。

 

今回のディスカッションにおいて、学生たちも教育についての問いが明らかになってきたような感覚があります。

その問いを、学校現場に入った後、あるいは戻った後でも、問い続けていって欲しいなと思います。

 

この度は、見学に来ていただきありがとうございました!