受け継がれるもの
こんにちは、亀谷です。
6月も中旬に入り、あっという間に梅雨の雰囲気になってまいりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
蒸し暑かったり肌寒かったりで、
体調管理もなかなか難しい毎日ですね。
さて先日、毎年恒例の日吉BBQに行ってきました。
私にとって今回が4回目になりましたが、
年々準備や後片付けがスムーズになってきてるな、
準備や後片付けもみんな楽しんでやってるな、
もちろん食べるとき、遊ぶときも良い表情してるな、など感じました。
どうしてこんなふうに感じるんだろう、と考えてみたときに、
やっぱり日吉BBQの経験者が増えており、流れや状況をよく知っている、
ということが大きいかなと思います。
そこに今回初めて参加した人も、不安なく参加できて、
その楽しい雰囲気を一緒に楽しむことができているんだとも思います。
行く前から、日吉BBQをとても楽しみにしている様子が伝わり、
どんなことが待っているのかな、とワクワクする気持ちが出てくると思います。
そして当日、ここでこうするんやで、と経験者が伝えながら一緒に作業する中で、
初めての人も少しずつわかってきて、思いっきり楽しむことができる感じがありました。
少し大げさかもしれませんが、
こうやって引き継がれていくもの、受け継がれていくものがあるのかなと思います。
こういった恒例が、その場の文化となったり、伝統と呼ばれるようになるんだろうなと。
ならばやはり「恒例」で取り組むことに意味があると思う反面、
「恒例」に安心しすぎて、その目的や意味を問う機会が減ってしまう、
あるいは「恒例」という事実により、主体的に参加するというより、
やらなあかんしやる、みんなやるもんやし、みたいな感覚になっていないか、
といった点が気になるところです。
これまでも、行事の際この視点をもって考えてきましたが、
今回改めてこの意味を考えているところです。
特に主体性をいかに育むか、という点。
恒例行事をお膳立てして提供する、と考えるのか、
恒例行事だけれども、新たな創造を目指すなど、
主体性を育むためのものだと考えるのか、でも大きく違うと考えます。
今回の日吉BBQに限らず、学びの森の前提として、
それぞれに「自分は参加者である」という気持ちを大切にしてもらいたい、と考えているので、
「参加者」としての主体性を持ってもらうこと、
またそれをいかに育むか、いかに表現するのか、も大切になってくると思っています。
そこでポイントだなと思ったことが、日吉での全体レクリエーションの中にありました。
今年の全体レクリエーションは、「だるまさんが転んだ」をやったのですが。。
すごくシンプルな遊びですがけっこう盛り上がりまして、
この経緯を少しご説明すると、、、
今回のレクも、中高生の活動の一環として、レクをするかどうかをまずは話し合い、
小学生にもアンケートを取ったところ、
「全体レクをやりたい」という意見が過半数となり、
「だるまさんが転んだ」をやってみようと決まりました。
司会とアシスタントを決めて、
どんな準備が必要か、ルールはどうする?どんな説明が伝わりやすい?
場所はどのタイミングで決める?などを話し合いました。
正直言って、最初はこの司会やアシスタントの生徒らも、
水鉄砲を満喫したいからという理由で、
全体レクリエーションには消極的でしたが、
この事前の話し合いも楽しんでいたし、
なんといっても当日はすごく盛り上げ上手で、
その楽しそうな雰囲気にみんな巻き込まれていった、というようなものを感じました。
これは参加しとかな!なんかおもろそうやで!といった感じです。
こういった雰囲気は、当然のことながら、
各々が楽しもうという心持ちがあって成立することであり、
シラケた雰囲気では全然楽しくありません。
お笑いを見るときもそう、
サッカーの試合を見るときもそう、
友達とおしゃべりするときもそう、
もっと言ったら一人で勉強するときもそう、なんじゃないかなと思います。
となれば、何するときもそうなのかもしれないなと思ったのですが、
この「楽しもう、やってやろう」という心持ちが主体的である、
としたら、この「楽しもう、やってやろう」という心持ちはどうすれば湧いてくるのか、
を考えることが大切なのかな、
そして、この心持ちが周りをも巻き込む感じ、これも大きなポイントだと思います。
自分も「できそう」「楽しめそう」な気がする、というのも条件としてあるように感じます。
自分には自信がない、できそうもない、という心持ちでは巻き込まれてもいかない気もするので、、
というわけで、この心持ちというのが何より核となる、
ということを改めて感じたレクリエーションとなりました。
この核となる部分は、時代が変われど、場面が変われど、
受け継がれていくものなのかな、と思ったり、、
引き続きこの部分をもう少し考えていきたいと思います。
また来年の日吉BBQではどんなことが待っているでしょうか~!(^^)!
↓今年も虫眼鏡で着火!すぐに成功させていたのでびっくり!
↓お肉を焼くのも加減が上手に。交代しながらどんどん焼いていました。
↓いったいどんだけ焼きそば焼くねん!笑
↓キッチンでテキパキと下準備。これはこんな感じで切るよ、など声をかけ合いながら。