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日誌

<なんで?>と問うこと、考えること、調べること

こんにちは。

学びの森の王です。

 

常勤スタッフとして活動を始めてはや3週間…

3週間過ごしてみて感じるのは、やはり運動の時間があることのありがたさ…!

自分が通っていた大学には、一般教養で体育の授業があったのですが、抽選科目だったので受講せず…
大学院時代も時間を作って運動をすることは少なかったです…

そのせいで、たまに友人とスポッチャに行ったりすると翌日以降は筋肉痛に苦しめられ,,,

 

それが学びの森に来て一変!

ほとんど毎日運動の時間があるので、サッカー、バスケ、野球、、、高校までにやってきたいろんなスポーツを総ざらいしています笑

こういうとき、子どもには負けたくないなという気持ちもあるので、全力でやってしまいます(その後のコマは疲れますが汗)

 

それはさておき、最近あった出来事で印象に残ったことを紹介します。

個別学習の時間のことです。

 

ある生徒Aさんは、好奇心旺盛で様々なことに興味を持ちます。

Aさんは「読解」の時間でしたが、自分のところに来て文章中にある単語を指し、「これ何?」と尋ねてきます。

それは「静止気象衛星」でした。

ちょっと説明が難しいなと思いつつ、「上空で止まっているように見える、気象衛星かな?」と答えました。

 

そこからは怒涛の質問の嵐!

「え、止まって見えるの??」

「気象って何?」

「衛星って何?」

「なんで宇宙で止まってみえるの?」

「天気とかわかるの?」

 

即答できない質問がめちゃめちゃ飛んできます。

そもそも自分も専門ではないのでわかりません…泣

 

ここで現れた救世主Bくん。

Bくんは理科が好きなので、ある程度気象衛星についての知識を持っているようでした。

上記の質問に、Bくんは考えながらも的確な答えを返していました。

 

しかし止まらないAさん。疑問がどんどん湧いてきます。

 

A「え、なんで衛星って地球におちてこーへんの??」

B「それは衛星にかかる力がつりあってるからや」

A「え、何の力がかかってるの」

・・・

ここらへんで自分も聞くしかない状態…

この議論の中に、Cくんも加わってきます。

Bくんは説明の過程で、重力や引力という言葉を使っていました。

ここでCくんは

「重力と引力ってちがうん?」

と発言。

Bくんもお手上げのよう…

 

というわけで、Cくんの提案でAさん、BくんとCくんの3人がパソコンを使って調べることに!!

この調べ学習は、個別学習、休み時間を超え次のコマにも持ち越されていたようでした。

 

自分がこの場面に出遇ったとき、「めちゃくちゃ良い時間だな」と感じました。

<なんで?>と疑問に思うこと。

それに対して、持っている知識で答えてみること。

それを踏まえて<なんで?>が深まること。

そして、わからないところまで来て、一緒に調べること。

 

学びの森では、自分の興味のあることをとことん調べ、考え、追求する「探究」の時間を設けている生徒もいます。

ただ、この場面では個別学習を行っている中で、自然に「探究」が始まりました。

これが、個別学習と探究のつながりなのかもしれない!と実感しました。

 

個別学習の時間に浮かんでくるさまざまな<なんで?>

それを他の生徒にも共有し、興味があるメンバーでいっしょに議論し、考え、調べる。

このような場面が増えていくと、学びの森の子どもたちの学びがどんどん深まっていく予感がします。

 

その中に、自分自身も混じりたいなと思ってしまいました…!

スタッフもその中に混じることで、生徒とともに学びが深まっていくと思います。

 

子どもたちの<なんで?>に刺激される毎日です笑

では、また!(木下先生と同じ挨拶にしていますが、何か思いついたら変えようと思います笑)