やっぱり作ることが好き
こんにちは、亀谷です。
最近けっこう霧が出ているので、
とうとう冬が来たなと感じています。
噂では今年は雪が多いとか。本当かな、、
ここ数日、うちの裏庭のバケツには毎朝氷が張っているので、
やっぱり気温は確実に下がってきていますね(*’ω’*)
さて、11月末に実施した「作家の日」第2回目ですが、
今回私は、グループで小学生たちとお菓子作りをしましたので、それまでのことや当日の様子、
またその後の経過を少しお伝えしたいと思います。
作家の日をすることになった流れとしては、、、
秋に亀岡市立図書館に行ったときに、私は料理の本を選んでいたのですが、
その本を手に取った小学生の生徒(以下Aさん)が、
次の作家の日は一緒に料理かお菓子作りがしたい、と提案してくれたので、
そしたら実現させるにはどうしたらいいか、を一緒に考えてみよう、ということで
Aさんと二人で動き始めました。
まずはAさんと、「私たち二人だけでするんじゃなくて、他にも作家の日をやりたいって
思ってる人がいるかもしれないから、アンケート作ってみんなの意見を聞こう」となりました。
そしてAさんがアンケートを作成したということなのですが、木下先生が先日ブログを書いてくれている通りです。
ブログ『自分たちで要求する』
アンケートの提出も早く、そして9割が作家の日をもう一度やりたい、と回答、
1割はどちらでもいい、理由は、まだ取り組みたいことが決まっていないから、
ということで、作家の日はもう一度やろう、と。
なおかつ、前回は初回だったので、午後だけを使って取り組みましたが、
今回はどれくらい時間が欲しいですか、丸一日か、半日かどうしたいか、というのに対して、
ほとんどが丸一日と回答、一部が半日と回答しました。
このような結果から、Aさんと「アンケート テイク2や!」といって
Aさんがアンケート作成し、配布。
テイク2は、主に
①丸一日を選んだ人⇒これこれこういうことをしたいので、丸一日必要です、ということを教えてください。
②半日を選んだ人⇒これこれこういうことをしたいので、半日必要です、ということを教えてください。
③今回も作家の日としてのルールは必要だと思いますか?どんなルールが必要だと思いますか?
で、またまた全員が提出してくれました。
だいたいの計画でも、何をする予定なのかを書いてくれました。
また、ルールについても必要だという意見が多く、
取りまとめてAさんがルール一覧を自発的に作ってくれたので、ほんと頼れるなぁと思いました。
ルールとしては、
・決めたことはやり切る。
・騒がない。他の人の邪魔はしない。
・作業が終わったらいつもの学習をする。
・パソコンの使用はOKだけど、ゲームやYouTubeはダメ(何かを作ったりするための動画を見るとかはOK)
・自分で休憩をとる。
・丸一日や午後だけなど、自分の決めた時間で取り組む。
などしっかり定めていて、全体の賛成も得ていました。
そして次に、私たちスタッフとしても、生徒それぞれが当日どこでどんな作業をするのかを把握するために、
当日のスケジュール表を今度は私が作成し、全員に記入してもらいました。
これを書いて出してほしいと説明した際に、その理由も伝えました。
まずは、みんなの安全のため。
一人一人の生徒がどこで何をしているかを把握できていない状況では、
いろんな危険が想定されます。誰かが行方不明とか考えただけで怖いので、
私たちに予定を教えてほしい、ということ。
そして、自身の準備のため。
自分で当日をどう過ごすのか、スケジュールをイメージできているか、
どんな準備が必要かなど想定できているかを確認してほしい、ということ。
するとこれもみんな書いて提出してくれたので、
やっぱりしっかり考えを伝え合うって大切なことだと感じました。
そして当日、私たちお菓子作りグループは、
午前中は材料の買い出しと事前確認、
午後はコミュニティセンターの調理室でお菓子作りをしました。
この日に向けてグループに分かれて話し合ってきたのですが、
ギョウザの皮でアップルパイを作る班、
型抜きクッキーを作る班、
プチケーキを作る班、
プラス中学生のグループも一緒にお菓子作りをして、(ガトーショコラとクッキー)
これでいいかな、あれ取って、これ量るんどうしたらいい?など協力しながら、
すごく充実した時間を過ごすことができました。
最初はどうなるかと思いましたが(正直なところ、、)、
全てのグループがばっちり美味しく仕上げていたのでびっくりしました!(^^)!
私もプチケーキの班で作業しながら、他の班のお手伝いをしていたのですが、
みんな次に何をすればいいのかを考えて行動できていたと思います。
中には、事前確認ができていなかったこともありましたが、
そういうことだったんだ、と自分で実感がわいたようで、それにも意味があると思います。
ワイワイと本当にあっという間の時間でした。
他の人たちも、丸一日をかけて作業に熱中していたようですが、
これから振り返りをして、詳しく聞きたいと思っているところでして、、
振り返りのアンケートもぜひ引き続きAさんに協力してもらおうと話をしたところ、
なんでやらなあかんの(ニュアンス:もうええやん)と言われてしまいました。
その日の調子がいまいちだったのか、当日までの生き生きした感じとは違って、
まったく話し合いが進まず、、
そして日を改めて話そうとしましたが、やはり進まず。
私たちの側も、振り返りを重要だと思っていること、なぜそう考えているかを、
しっかり伝えられていないんだな、と痛感すると同時に、
純粋に「なんでだろう」と問いがそびえ立つ感じがしました。
Aさんに、やっぱり振り返りをすることで、一連の「作家の日」が締まると思うし、
やりっぱなしではあかんと思う、振り返ってこそ次につながるのではないか、
そしてこの役割は決してAさんだけの責任ではないから、
嫌がるのを無理にさせるのも違う気がするし、どうしたらいいかな、私がアンケート用紙作ろうかな、
でもせっかく最初から関わってくれたから、最後まで関わってくれたら意味があるようにも思うし、
大人がアンケートの協力をお願いするより、
Aさんが書いてくれたアンケートだったから普段そういうのを出さない人も出してくれた、
という事実も伝えました。
そんなやりとりを近くで聞いていた中学生が加わってくれて、
一緒にアンケート項目を考えてくれたのですが、
その中で、Aさんも「作家の日はなんのためにあると思いますか」という質問を口にしていて、
いい質問やんか、と言われたりしてこの調子で自信もって書いてくれるのかと思いきや、
やりたくないと言っています。
Aさんとしては、ではアンケート用紙は他の人が書く、となると悔しい、とも言っています。
その狭間で葛藤が起こっているように見えますが、
何項目か考えた質問内容に対して、
出た意見を一つの質問にまとめる、という作業に困っているようにも見え、
決まった文章を提示するほうがいいのか、と思い提示してみたら、
この質問とこの質問って同じこときいてる気がする、と言うので、
本人の中で引っかかることがあると、それが混乱になるのだろうか、と感じたり、
で現在も模索中です。
一緒に考えていきたい、しかし作家の日の振り返りはやっぱり熱いうちにやりたい、という思いも。
共に創る、ということと関連性も感じますし、大事にしたいところです。
最後に、タイトル通りですが、
私自身もやっぱり作ることが好きです。
Aさんも作ることが大好きだし、
お互いに次また作家の日がやりたい(次は料理ねって話がついてます)!
でもなんで作るのこんなに楽しくて、
座学などいわゆる勉強はそうではないのだろうか、、、
自分もそれはわかる部分があるので、
なんでなのかまた自分に問いながら考えて行こうと思います(^^)/