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日誌

卒業生が送られる会を開催しました(^^♪

こんにちは、亀谷です。

昨日は卒業式が執り行われ、

それぞれに清々しい面持ちでこの節目を迎え、中3生は巣立っていきました。

皆さん、ご卒業、ご進級、誠におめでとうございます。

別れは寂しいですが、みんなの気持ちのこもった思い出深いお式となり、

昨日の余韻をまだ感じている本日。

新たな道でも焦らず一歩一歩。応援しています~(ToT)/

 

さて先週の火曜日に、卒業直前のお楽しみ会、

中3生による「卒業生が送られる会」を開催しましたので、ブログに綴りたいと思います。

この企画は、今年度私自身が掲げたことの一つにつながるのですが、

「生徒たちが、行事をもう少し具体的に企画運営できないか」ということで、

初回は「えんにち」という形で実現させ、

それに引き続き、中3生だけで今回の「送られる会」となりました。

振り返れば、年度初めに中高生の活動タイムを設け、

・行事の企画運営ができないか

・人の役に立てるようなことができないか

・主に中高生が気軽に話ができる場づくりから

・もっと個別学習の時間を充実させたい

ということをみんなに伝え、活動をスタートさせました。

 

初回の「えんにち」で、中高生で初めて企画運営し、

小学生に楽しんでもらう時間を作りました。

それまでに何度も中高生だけで楽しめる時間を持ち(カードを使って話題まわす等)、

一緒にリンゴの皮むきをしたり、

模試の練習週間など、テスト週間という意識を持てるような取り組み方をしたり、

(小学生が百マス計算を毎朝するようになったことにも刺激されたり(^^♪

ハルマチでの3日間も、どう過ごしたいか、を問われたり、

という時間を共に過ごしながら、

今に至るなぁと改めて感じています。

誰かと一緒に、「アイデアを形にする」という作業、当然コミュニケーションが欠かせません。

このメンバーで過ごすことで、距離がぐっと縮まった人もいますが、

みんながそうだったわけではありません。

そういった関係の中で、何かを自分たちで創るということが、少しでも感じられていたらなと思います。

 

おっと、完全に今年度の振り返りになってしまいましたっ(‘◇’)ゞ!

「卒業生が送られる会」のこと、お伝えしますね!

まずこのお楽しみ会ですが、

「えんにち」でクイズ大会が非常に盛り上がったことで、

そのときにクイズ大会を担当した生徒が、

「また機会があればやりたい」という強い思いを持っていたことが大きいです。

私もそれを卒業までに実現させたいと思っていたのもあり、

中3生全員が進路が決まった段階で、中3生にお楽しみ会の話を持ち掛けました。

その時に、○○さんがクイズ大会をもう一回実現させたいという思いがある、という気持ちを伝え、

それを一緒にやらないか、と誘うと、全員賛成してくれて一安心。

そして、他にもやってみたいことがあるなら意見を出してほしい、ということで話し合いました。

 

初めは、今回も中高生全体で取り組むことも考えたのですが、

中3生というまとまりで卒業までに思い出を作ってほしい、という思いで動き始めました。

一般的には、卒業生が在校生に「送る会」をしてもらう側ですが、

送られる側による「送られる会」としてやることにも納得して楽しんで取り組んでくれました。

在校生に楽しんでもらいたい、という気持ちがみんなあって、

話し合いの中でも、いろんな意見が出ました。

 

「レクリエーションといえば、なんか球技大会のイメージが強いけど」

「どうしようか」

「とりあえず自分が何がしたいか意見出していこう」

「クイズ大会」「イントロクイズもしよ」

「自分が作ったふわトロオムライスをみんなに食べてもらいたい」「食べた~い」

「宝探しとか」「それいいかも」

「お化け屋敷なんてどうでしょう」「おー!いいねぇ。でもどうやってする?」

みんないろいろ出てくる~!この話し合いの段階でみんなすごく楽しんでいました。

宝探しは、なんと最初お札(おふだじゃなくておさつ)を隠すのはどう?とか言ってノリノリでした笑

そして、最終的に、、

・「お化け屋敷みたいな感じで、おふだをさがしてもらうやつ」…タイトル「暗闇おふだ探し」

・「クイズ大会」

・「スコップケーキを作って食べてもらう」

ことに決定。

いざ準備スタート。

気が付いたことは何でも伝え合ってください、ということを伝え、

役割分担して、どんなふうにするのか、詳細を決めていくことに。

最初、お化け屋敷はどうやってこの部屋を真っ暗にするのか、というところから考えました。

でもやっぱり完全な暗室にするのは難しい、

それなら段ボールをたくさんもらってきて、段ボールで通路を作って、

迷路みたいにしておふだ探しをしてもらおう、ということに。

それではその迷路作りをどこでする?

その段ボール迷路セッティングするとき、参加者はどこにいてもらう?

とけっこう複雑になってきたので、木下先生に相談してみたら、

近くのコミュニティセンターを利用してはどうか、と。

これならいける!となりました。

あそこは大きなホールが真っ暗にできるのを、みんな知っていたからです。

さっそく下見に行って、真っ暗を確認。いい感じや~(^^)

ということで、本格的に準備に取り掛かり、

3週間足らずで、計5コマの準備時間で当日を迎えることに。

スコップケーキの材料は何?30人分ならどれくらい必要?

おふだ探しのルールは?チーム分けしてやってもらう?

小道具は何が必要?作ろか?

クイズ大会は問題いくつ出す?イントロの曲どうしよ?

景品は?罰ゲームは?

とまずは話し合いを進め、ルールがだいたい定まったら、

小道具を作る係、クイズを考える係、に分かれて動きました。

すると、クイズ係が、おふだ探しも「謎解き」を用意して、

その答えが、高得点のおふだが隠された場所のヒントになっているのはどう?

などとさらに色んなことに発展し、どんどん準備は進みました。

私がその場にいなくても、なかなか話しかけることができなかった生徒同士が会話している姿を見て、

コミュニケーションが生まれるって、こんなにポジティブなエネルギーを生むんだなぁ、と

改めて感動しながら嬉しくてニヤけてしまいました。

そんなこんなで当日を迎え、

それぞれ役割分担をした上で動きました。

暗闇おふだ探しでは、各チームが5分以内に隠されたおふだを探す、ということで、

おどかし役、案内役、タイムキーパーに分かれ、連携がとれていたことも良かったですし、

怖がっていたチーム、全然怖がっていなかったチーム、と反応は様々で、

もっと怖がってほしいなぁ、などと言いながら主催側も楽しめました。(木下先生にもおどかし役をやってもらいました笑)

続いてクイズ大会。もちろんイントロから盛り上がりを見せ、

なぞなぞ系、知識系、アニメ系問題と進み、最後の問題も「えー!マジかー!」というナイスなオモロ問題で大盛り上がり!

そして最後にケーキを食べて、めちゃくちゃ美味しくておかわりする人も続出。

もうない~と嬉しい悲鳴でした。

2時間があっという間に過ぎ、最後はバッタバタでもっと時間が欲しかったですが、

なんとかだいたい予定通りに終了、無事にやり遂げることができました。

在校生やスタッフたちも、みんなすごく楽しかったと言ってくれたので本当に良かったです。

 

当日私が一番驚いたというか、すごいと思ったのが、

中3生のそれぞれが、指示待ちではなく、状況を見て自分で判断して、

「ここはこうしたほうがいいと思うので、こうします!」と言って積極的に動いてくれたことです。

こんなに今の状況や先のことを考えて動けることを、ごめんなさい、わかってなかったですm(__)m

ここに本当に成長を感じたというか、気づかされました。

変に遠慮したりせず、自分が気づいたことを伝えて、声もかけあいながら、

「〇〇さん、こっち使お」「ここにあるよー」などとやり取りも多々あったことも、

盛り上がった大きな要素だと思います。

次の日朝一番で、「昨日あのあと片付け大丈夫でしたか?」と気にかけてくれていたのも嬉しかったです。

在校生も含め、全員が片付けに協力してくれたので、本当にやることほとんどなかったんです。みんなありがとう。

 

そして後日中3生で振り返りをした中ででてきた感想です↓

・最初は少し無理かな、とも思ったけれど、場所が決まってからは、

 意見がたくさん出てきて、先生の助けを借りながらもしっかりできた。

 当日タイムキーパーの役割はまっとうできた。やれることを考えて動けた。

 時間は多めにとるほうがいい。思いついたことは何でも話し合う。(次やる人へのアドバイス的な)

 なかなか自分たちで計画して実行する機会がなかったので、

 とても楽しかったです。これからも何かあればこの経験をいかして計画したいです。

・準備は大変でした。当日時間がもう少し欲しかったです。

 みんながんばってました。

 全体を通して、楽しかったです。

・事前にスコップケーキの作り方などの動画を見てた。

 当日、おいしい!と言っていっぱいおかわりしてくれたから嬉しかった。

 自分はお菓子作りが好きだから楽しかった。

 メンバー全員が頑張っていた。

 自分が好きで、みんなも好きなことを探すのがいい。(次やる人へのアドバイス的な)

 今までいろいろありすぎてしんどかったけど頑張った。(今回のことだけじゃなく、今まで)

・間に合うか不安だったけど、みんなで分担して完成できて良かったです。

 みんなで作ったおかげで思ったとおりのものを作ることができた。

 事前に役割分担をしてた(配置など)していたので、スムーズに動けた。

 みんな楽しそうで良かったです。

 お化けの役をしてみて怖がっている人が少なくてがっかりした。

 みんなで役割分担をして、迷うことなく動けたのがすごく良かったです。(チームワークよく)

 罰ゲームは今回なかったけど、やった方が良いかも。

 準備は当日の流れを細かく決めるとスムーズ。(次やる人へのアドバイス的な)

 自分たちでするって不安だなって思っていたけど、意外とできたし自信につながったから嬉しかったです。

 

そして、中3生一人一人の意見が、それぞれに実現できたことが何より良かった、という感想もありました。

自分が出した案が実現したこと、それで楽しんでくれた人がいた、とうことはやりがいでもあり、

自信にもつながっていたらいいなと思います。

皆さん、本当に一緒に実現してくれてありがとう。

そして在校生も協力してくれてありがとう。

またやりましょう。

 

かなりの長文になってしまいましたが、、(>o<)

新学期も、与えられたものをただ消費するのではなく、

いろんなことに挑戦し創っていこうと思いますので、

よろしくお願いします(^_-)-☆