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日誌

ハルマチでの過ごしを振り返って

こんにちは、亀谷です。

今月、小学生たちがハルマチでの「過ごし」をスタートしますが、

先日から中高生のハルマチでの体験を振り返る時間がありましたので、

そのことについて書いてみようと思います。

 

木下先生はすでに先日のブログで振り返りを書かれていましたが、

木下先生は3回目の日の最後に、あの場で吉田先生の話を聞いたことがすごく印象に残っている、

と言われていたのを覚えています。(私は3回目の日、行けなかったので残念(T_T)。。)

中高生のみんなはどうだったのか、私はどうだったんだろう。

私は実は、今回の体験を通して、思いを文章化するのにすごく時間がかかりました。

すぐに言葉にできなかったというか、なんて表現したらいいのかわからなかった、という感じです。

中高生と振り返りの時間に、

①ハルマチでどんな出来事が一番印象に残っているか?

②その体験は自分にとってどんな意味があると思うか。

という質問が投げかけられました。

生徒たちも私も、30分ほどずっと静かに考えて、

あの時間もだれも話さずに、それぞれがずっと自分の中でこの問いかけを繰り返していたのも

すごく印象的なのですが、

ここで生徒が書いてくれたことを紹介したいと思います。

 

・みそ汁を作った。みそ汁の作り方がわかった。

・レタス抜いた。トゲがあることを知った。

・本を読んだ。静かなところだと集中して読めることに気づいた。

・トイレに行っておどろいた。

・みかんを食べた。いつもと何か違った。

・みそ汁に虫が入っていて、無農薬っていいなと思った。

・柿をとっている人がいた。高バサミの向きにすぐに慣れていてすごいと思った。

・作ることで、弓矢が作りたかった。

 

・一番印象に残っていることは、○○君と△△君と自転車に乗ってサイクリングしたこと。

 キックボードで筋肉痛になった。ロードバイクは曲がり角に弱い。

・その体験の意味は、これまでから自転車には乗っていたけど、それも楽しかったけど楽しくなかったから、友達はいてほしいと思いました。

 でもハルマチの離れの中では一人が一番楽しかった。

 

・印象に残ったこと:ハルマチでジャガイモを掘って、食べられるものと食べられないものに分別した。

・自分にとっての意味:家では野菜を育てたりしないし、学校や学びの森でも野菜を掘る機会はないので、ハルマチでできてよかった。

 

・畑から大根とニンジンを抜いた。収穫の経験は、まだ小学校に行っていないくらいのときにしたことがあるけれど、記憶はなかったから、初めてかのような気持ちだった。もっとしっかり埋まっていると思ったけれど、少し力を入れると簡単に抜けた。土からボロッと出すときの感覚が気持ちよかった。

・スープと少しやわらかめになったご飯とサツマイモ(ふかしたサツマイモ)がとんでもなくおいしかった。

・○○さんと△△さんが料理中に話していた。普段あまり話すことがない二人な気がするので意外だった。

・自分なりの「意味」は、普段じゃできないことができたこと。普段ならば、近くに畑はないし、トイレがボットンだなんてこともない。やったことないことや、知らないことの経験が一つ増えたという意味で有意義でした。将来役に立つかはわからないけど、将来何かのタイミングで思い出して、良い経験したなとふと思える時間だったと思います。

 

・一番印象に残っていることは、3回を通して、畳を燃やしたりした「焚火」です。初めてマッチを使うことにも挑戦しましたが、最初緊張していました。それはワクワクではなく、手に火が付かないか心配の緊張だったと思います。実際マッチに火をつけたときは、そこまで怖くなかったです。でもびっくりしたのが、マッチって全然火力がないんだということ。それでなかなかつかなかったけど、最終的に柳さんが数本のマッチで火をつけてくれました。柳さんはマッチをすって、上にわらをのせたりちょっとした工夫をしていたので、それが火の耐久力にもつながっているのかなとかも思いました。最初はすごくちっちゃい火なのに最終的にはすごく火力が強く燃えていてびっくりしました。

・やっぱりハルマチに行ってしたこと、特に焚火とかあまり頻繁にやらないことだなと思いました。マッチとか自分的には普段全然使わないし、これからも使う機会ってあんまりないと思うんです。今は便利な道具がたくさんあるし、自分はそれに慣れているから何も思わなかったけど、自分がまだしたことない身近なこととか、使う機会が少ないものにたくさん触れられたと思います。なので、そういう経験をできて楽しかったし、色々と知識も得られたなと思ったので、自分にとって意味があったなと思いました。

 

・ハルマチで印象に残っているのは、母屋の2階の改装です。具体的には、畳を切ること、敷居をノミで削ること、畳をはめることなどです。自分自身、こういう工作的なことは好きですが、今までここまで大きなことはやったことがなかったので、新鮮で印象的でした。他には、畳を燃やして焚火を作ることも印象的で、今まで畳を燃やすことはもちろん、焚火を作ることもほとんどやったことがなかったので、新しい経験でした。

・全体を通しての意味、自分にとっての意味。全体的にいい経験ができたと思っています。ハルマチで過ごす中で、私生活ではできない経験や、普段関わらない人と関わることができました。自分今回のようなアウトドア系の企画には普段は参加しないのですが、今回参加してみてよかったと思います。

 

・料理した。(1日目に豚汁的な何かと米とサラダ。3日目にカレーとニンジンの葉っぱサラダ的な何か)

 たたみ焼いた。ダラダラ会話した。畑から野菜引っこ抜いた。

 ゲームした。読書した。ネコ見つけた。買い出し。棚作り。

・たたみはもっとすぐ燃えるものかなと思いました。

 いつもと違う場所で協力しながら料理すること(何かを作ること)は個人的にはする。

 やることは大事でも、誰かと一緒にするということに意味があるんじゃないかと思いました。

・カレーの作り方がわかった。

・料理の大変さがわかった。

・ジャガイモの食べられるものと食べられないものがわかった。

・カレーに柿入れたらおいしい事がわかった。

・パンの生焼けはおいしくない。

・くぎ打つのむずかった。

・めしがうまい。

 

・印象に残っていることは、畳を燃やしたことです、普段はなかなかあの規模のものを燃やす機会がないので、いい経験だったと思います。そして思ったより火の威力が強くてビビりました。あと畳から謎の黄色い煙が出てたのが気になります。

 あとは、ご飯が美味しかったです。普段みんなと一緒のご飯を食べることがないので楽しかったです。

・自分にとっての意味は、自分を全開にして遊んだり物事に取り組んだりすることは、将来何かしらに役立つのかなと思います。普段は家で固まっているので、ストレス発散になったかなとも思いました。

 

・印象に残ったこと。

 野菜の収穫(ジャガイモ)、ハンマーで棚らしきものを破壊したこと、畳を入れるために気を削ったこと(少しですが)、マッチで火を起こしたこと、料理を作ったこと(焼きそば、柿ケーキ)など。加えて、中高生だけで過ごすこと自体これまでになかったので、新鮮さもあり印象に残りました。

・自分としての意味。

 意味と問われると簡単にまとめるのは難しいですが、自身にとっては様々な経験ができたことが大きなことであったと思います。経験は今後の自分の選択肢を増やすことにもつながるであろうし、普段から自分はあまり新しいことに挑戦することがないので、有意義な時間であったと思います。

 

みんなそれぞれの言葉で表現してくれました。

普段できないことが経験できた、そしてそれは将来役に立つかどうかわからないけど、

自分にとって何か意味があるんじゃないか、とか、

普段と違った環境での自分を感じたり、

やっぱり誰かと一緒に何かをする、や、

全開で遊ぶ、全力で取り組む、ということに意味があるのかもしれない、

などに気が付いたという声も聞かれました。

 

こういったことを言葉として表現する、文章にして書く、

という作業自体がけっこうハードル高い中、

みんな書いてくれたので嬉しかったです。

感じ方や考え方はそれぞれに違っていながら、

同じ時間、同じ場所を共有することができる。

さまざまな価値観に触れながら、居心地のいい自分を見出していく、

ということにもつながっていくのかな。

私も書き始めるまでに時間がかかりましたが、

自分なりに言葉にしてみたので、それは続編でブログにさせていただこうかなと考えております。

さて、小学生のハルマチですが、

来週2/19(月)が初回とのこと。楽しみですね~(´艸`*)