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日誌

やるかやらないか

どうも、学びの森のキノシタです。

いよいよバンド練習も大詰めを迎えております。

 

今日はC,Dチームの練習でした。

僕の所属するDチームは、通し練習から始まり、最後の大サビの部分を合わせる練習をしました。

 

みんなもう自分のパート演奏ができてきて、周りを意識して合わせようとする余裕も出てきました。

僕も「昼休みに練習した甲斐があった…!!」と小さくガッツポーズ。

 

まだミスをすると慌てふためいてしまいますが、メロディーや他のパートがどんな演奏なのかもわかってきたので、ちょっと落ち着いてタイミングを見計らえば演奏に戻れるようにもなりました。

具体的に言うと、「やべっ!ミスった!…(演奏してるフリをしながら音を聞く)…ッここからもどる!」ができるようになったんです。笑

 

たぶん他のメンバーもそうだと思うのですが、「自分が少しミスをしても、演奏自体は大丈夫」という謎の安心感が生まれています。

それはきっと、それぞれがしっかりと自分のパートを演奏できている、と信じられているからだと思います。

 

そういう信頼関係が前提にあれば、練習はどんどん楽しくなります。

音が合わさる瞬間も楽しいし、なんなら失敗しても楽しいんです。

 

集まったメンバーで、とにかくその時間を楽しむ。

その先に本番があればいいなぁと思います。

 

 

一方Cチームはというと、この間メンバーの参加具合も不安定で、なかなか全体で合わせる練習ができておりませんでした。

今回も集まったのは3人。どうすんの…?という困惑した表情を見せる生徒たち。

 

でも今できることをやるしかない!ということで、急遽竹内さんがドラム、亀谷先生がメロディーを担当し練習スタート。

………あれ?ちょっとやばい?的な雰囲気が流れます。

 

テンポが速いとついていけない。

終盤はまだ練習してない。

全体を通してどんなメロディーかわかってない。

押さえる/弾く指が痛い。

 

焦り?イライラ?不安?悔しさ?恥ずかしさ?

色んな感情が渦巻いているような感じがしました。

 

そのいずれかの感情に「できるようになりたいけど…」が頭につくのか、僕にはわかりません。

でも、あとは「やるか、やらないか」だと思いました。

 

そもそもこの講座は、完璧に演奏することが目的ではありません。

音楽を通して、バンドを組むという経験を通して、竹内さんと出会うことを通して、”それぞれが今よりも少し自由に生きられるようになる”ことが目的です。

 

”それぞれが今よりも少し自由に生きられるようになる”という言葉は大きすぎるかもしれません。

色々な表現を考えたのですが、一人ひとりの生徒の顔を思い浮かべると、今のところ自分としてはこれがしっくりきています。

 

Cグループは特にわかりやすい例かもしれません。

日々やらないといけない(と言われる)ことがある、そうするべきだと思う自分もいるし逃げたい自分もいる、できるようになりたいけどできないことと向き合うのはしんどい…。

 

僕の仮説ですが、そういう悶々とした何かがあるような気がします。

そこを越えたら、きっと今までよりも少し自由に生きられるはず。

 

それを決めるのは生徒たち自身。

あとは「やるかやらないか」それだけのこと。

 

竹内さんも「やってもやらなくても、本番は来るんです」と言っていました。

ただ「その本番に完璧に演奏しないといけないこともない、それぞれが楽しめる形を探します!」とも言ってくれていました。

 

この講座での経験が、何らかの形で生徒たちの中に残ったらいいなぁ。

今回の練習も、たくさんのことを考えさせてもらいました。

 

 

では、また~