根底を共有しながら
どうも、学びの森のキノシタです。
いやはや、昨年度がいつの間にか終わり、始まりましたね新年度。
その初日を迎えるにあたって、スタッフの事前ミーティングがあったんです。
今までは生徒情報の共有をメインにおこなっていたのですが、今回はそれぞれのスタッフが担当するゼミの振り返りをメインにおこないました。
1年を通してどんなことに取り組んだのか?
そこでどんなことが起こっていたのか?
子どもたち/自分自身にとって、それはどんな経験だったのか?
「ゼミ」ってそもそも何をするためのものなのか?
そういったことを報告しながら、ゼミやその他の活動の意味を振り返りました。
また、じゃあ今年度は何を目的にしようかということを、みんなで話し合いました。
そのひとつが「自分にしか立てることのできない問いを立てる」ということ。
学びの森での活動を通して、色々な人・モノ・ことと出会い、一人ひとりがその問いを立てられる条件を考えていきたいと思います。
もうひとつは「その問いに対する自分なりの答えを表現する」ということ。
レポートや作文といった言語だけでなく、音楽や絵、身体などの非言語でそれを表現することを試行錯誤したいと思います。
そういった、今年度の活動の根底にある(これも仮置きですが)目的を、スタッフ間で共有できたのは僕自身にとって大きな意味があったと思います。
だから、思いつきで初日のオリエンテーションの際に、生徒たちにもそれを伝えました。
自分にしかできない問いを立てること、それを何らかの形で表現することをみんなでやりたい。
そういうことを通して「学びの森」という場を一緒につくっていきたい。
みんな真剣に、というか、なんか伝えようとしてるなコイツ、という感じで聞いてくれたのが嬉しかったです。
僕自身も、なんとなく(2%ぐらい?)伝わった感がありました。
今年度でそれが「できた!」みたいにはならないと思います。
どうなったら「できた!」のか、どうやって判断するのかもわかりませんし。
でも、今年度からそれを目指してみる、ということを共有しておくのは大事だと思うんです。
そうすることで、それが学びの森の「当たり前」になったらいいなと思いました。
とまぁ、そんなことをしていると、早速こんな動きが…。
スタッフでミーテイングをしているときに「英語で自分の”推し”を紹介することに取り組もうと思うんです」「それならこっちのゼミでは”読む”ことにこだわってみます」というゼミの連動が生まれたり。
生徒とやりとりとしているときに「自分なりの問いって、そもそも「なんで自分はこう思うんやろう」っていう、”そもそも”のところなんですね」という反応が返ってきたり。
たぶんその動きをキャッチする自分自身のアンテナそのものが変わるから、こういう捉え方になるのかもしれません。
見えるもの、見ようとするものが変わるって面白いです。
でも確かに何かはうごめいているような気がします。
それはきっと、根底を共有しようとしたからだと思うんです。
スタッフだけでなく、生徒とも、そしてこれを読んでくださっている保護者の方とも共有できたら、もっとうごめくんじゃなかろうか…?
そんな僕の実験を、今年度最初のブログにしてみようと思い、筆をとった次第です。
今年もたくさん色んな経験がしたいですね。
すでにスタッフや外部講師の方と、思わずニヤッとする企画を計画中です…。
保護者の皆様、今年度も何卒よろしくお願いいたします!!!
いつも連絡が急でごめんなさい!!!先に謝っておきます!!!
では、また~