やっぱり大事だと思うこと
どうも、学びの森のキノシタです。
今回のブログでは、僕の最近の悩みを書いてみようと思います。
学びの森はHPに書いてあるように、生徒たちが時間割を決めます。
集団でおこなうゼミや運動、振り返りの時間は固定してあって、それ以外のところを教科の学習の時間として埋めていくイメージです。
また、教科の学習以外にも、自分が今熱中していることや、没頭できることに取り組む時間もつくることができます。
例えば、現在通っている生徒なら「図工」や「読書」がそれにあたります。
もちろん、そっちばっかりに時間を使って、教科の学習を全くしないのは認めていません。
ある程度、小学生なら「国・算は週に3コマずつ、理・社は週に2コマずつぐらい」、中学生なら「国・数・英は週に2~3コマずつ、理・社は1~2コマずつ」みたいな枠は設けています。
生徒のその時の様子や状況によって、話し合いながら枠を多少変えることはありますが、基本的にこの枠から大きくはみ出すことはありません。
いつも生徒と話し合いをしながら決めていくことを大事にしながら、週に一度学習の内容を振り返ったり、月に一度学習進度を自分たちでチェックしたりすることで、今後はどうするか一緒に考えています。
でも最近、生徒たちの様子を見ていると、この自分の好きなことと教科の学習の切り替えがあまりできていない人もいるなぁと…。
徐々に枠がゆるーくなってきて、だらだらと学習の時間を過ごしている感じがします。
もちろん、何かに没頭して過ごす時間はとても大切だと思うし、心底嫌だと思いながら過ごす時間よりもその人にとって意味があるんじゃないかなとも思います。
でも、それと同じくらい基礎になる部分をコツコツ積み上げることも大切だし、意味があることだと思います。
「漢字書くの嫌やなぁ…」「計算苦手やなぁ…」「歴史なんか覚えられへん…」って思いながらもふんばる力/やりぬく力って大事だと思うんです。
「こんなんやる意味あんの?」って言うけど「やる前からやる意味なんかわかんの?」とも思うんです。
一緒に話し合ってつくった時間割や学習のペース・内容やねんし、それはメリハリつけてやろうよって思うんです。
こうした話をスタッフのミーティングで相談してみると、他のスタッフからも同じような声が。
一人ひとりの生徒の背景も含めたくさん議論した結果、やっぱり介入すべきだという結論に至りました。
僕には僕がしてきたことから得てきた経験値しかありません。
それでも言えるのは、やりたくないなぁとか意味あるんかよって思う基礎の部分をコツコツやりきる経験や、メリハリをつけて物事に取り組む経験は、自分が好きなことをやる上で絶対に必要なことだということです。
このあたりを、生徒にどうやって伝えていけばいいのか?
伝えるだけじゃなくて、実際に現状をどうすれば変えていけるか?
他のスタッフや、保護者の方のお力も借りながら、試行錯誤したいと思いました。
生徒たち一人ひとりが”良かった”と思える経験をつくれたら嬉しいです。
毎日毎日、難しい…。笑
では、また~