2020年度卒業式
どうも、学びの森のキノシタです。
今日は2020年度の卒業式がありましたので、その様子をお伝えします。
在校生とスタッフで会場を設営し、いつもと違って少し厳かな感じで式はスタートしました。
卒業生たちは心なしか、いつもより背筋が伸びています。
一人ずつ名前を呼ばれて、卒業証書が授与されます。
卒業生たちはこの卒業証書をどんな気持ちで受け取ってるんでしょうか?
それぞれに学びの森へやってくるまでの物語があり、また学びの森に来てからの物語があります。
例年代表の祝辞では、それらの物語を紹介するので、今年も少し(?)長かったです(笑)
在校生からの送辞は、小学生の部と中高生の部に分かれておこないました。
この1年間の活動を通して、卒業生とつながりができた子もいれば、そうでない子もいます。
それでもみんなが気持ちよく学びの森を後にできるように―。
そんな風に話し合ってできた送辞でした。
それに対する卒業生の答辞では、これまでの振り返りと、未来への想いが述べられました。
二人ともの個性が詰まった答辞でした。
毎年この日を迎えると、卒業生に対して「なんか大きくなったな」と思います。
まぁ年単位で在籍していると、嫌でも身体的に大きくなるのかもしれませんが、
纏っているオーラというか、次の世界へ踏み出そうとする意志というか、
そういうものから感じられるものが「なんか大きくなったな」と思わせるのかもしれません。
卒業生のみんなには、これからも自分にしか描けない物語を、たくさん・何度も描いていってほしいと思います。
さて、今日は卒業式と同時に<教養講座(芸術)>の内覧展も開催されました。
前日に綿引さんと、生徒のAくんと一緒に展示作業をしたんです。
そりゃもう大変でしたよ…。(僕は首と肩をいわしてピップエレキバンを貼ることに)
みんな色砂つくりすぎ…。
「ええやん!ええやん!もっと作り!!」とか言わなければよかったと軽く後悔しました。
Aくんが手伝ってくれなかったら、僕と綿引さんの心は折れていましたね…。
展示が完成したときのAくんの反応は、僕にとって忘れがたい経験です。Aくんありがとう。
そんなこんなで完成した展示がコチラです!!!!!
もう何も感想は言うまい…。
それぞれに感じ取ってもらえればと思います。
ちなみに、個人の作品はこんな感じ。
僕は内覧展の際、あまりその場に居られなかったんですが、
ある生徒が「もっと色作ればよかった」と言ってくれたことが印象に残りました。
そうやって、誰かの何かに反応して次の何かが生まれる兆しが見れてよかったなと思います。
来てくださった皆様、その場を見届けてくれた綿引さん、ありがとうございました。
内覧展もひと段落したところで、最後に卒業生のご家族から一言ずつ言葉をいただきました。
お子様の変化もそうですが、ご自身の変化について語られていたのが印象的でした。
”子どもが学校に行かない/行けない「不登校」という状態になると、最初は戸惑い、悩み、不安でいっぱいになりました。
でも、学校に行くことはあくまで自分の「当たり前」で、子どもの「当たり前」では無いと腑に落ちたとき、
これまでの世界の見え方、子どものイマの捉え方がガラッと変わりました。”
僕たちスタッフが生徒から多くのことを学ぶように、ご家族もお子様から多くのことを学ぶんだと思います。
学びの森は、お子様だけでなくご家族の変化のプロセスにも関わっているんだということを、改めて気づかされました。
今後も、いろいろなことを一緒に考えていけるような関係を築いていきたいですね。
卒業生の皆様、並びにご家族の皆様、改めてご卒業おめでとうございました。
さて、学びの森は明日から春休みに入ります。
最初の登校日は4/5(月)。
新しいことにたくさん出会い、考える年にするために、いろいろ考え中です!!
なーにしよっかなー♪
では、また~