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日誌

さんぽ

ご無沙汰しております、学びの森のキノシタです。

 

 

 

 

今日は<教養講座(芸術)>があるはずだったのですが、、、

 

 

 

 

講師の綿引さんが体調を崩されたため、急遽キャンセルに!!

 

 

 

 

面白そうなことを企画してくれていたので、めちゃくちゃ悲しかったです・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この気持ちをどうしたらいいんだ・・・。

 

 

 

 

そう思ってふと空を見上げると、雲ひとつ無い青空が広がっているではありませんか!!

 

 

 

 

そしてこのポカポカ暖かい気候!!

 

 

 

 

室内でじっと勉強してるのはもったいない!!!

 

 

 

 

そう思って生徒たちに「今日4コマ目に散歩行かへん?」と声をかけてみると、

 

 

えー!?いいんですか!?

 

行きたい行きたい!

 

…。(羨ましそうな顔)

 

 

と、良い反応を示してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今から思いつきで散歩しようと思うけど、別に行きたくない人は勉強してても大丈夫やしな~」

 

 

 

 

と伝えましたが、蓋を開けてみると、全員が参加していました。

 

 

 

 

学びの森を大きくグルーっと一周するコースで散歩スタート。

 

 

 

 

話ながら歩く子もいれば、キョロキョロ視線を動かしながら歩く子や、ゆっくり一歩を踏みしめながら歩く子もいて

 

 

 

 

それぞれが自分の心地よいペースで動いている感じがしました。

 

 

 

 

道には街路樹の、鮮やかに色づいた葉がたくさん落ちていてとてもきれいでした。

 

 

 

やっぱり意識して見ないと、見えないものってたくさんあるんですね。

 

 

 

普段バスで通っていても、街路樹の紅葉がここまで美しいと思ったことはありませんでした。

 

 

 

 

こんな風にのんびり歩くことで、自分の心に余裕が生まれてくる感覚がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心に余裕が生まれると、自然と「対話」も生まれてくるものなのかもしれません。

 

 

 

 

─Aくん最近どんなこと考えてるん?

 

 

─なんかこうあと1年で何ができるんやろうとか、自分ってどうなっていくんやろうとか、漠然としてるんですけど…。

 

 

─そういうのってこの歳になってもあるわ~。不安?

 

 

─不安ですね。思い悩んでるというか。

 

 

─そうなんか、ええやん悩んだら。BくんってAくんと同い歳やんな?Bくんも思い悩んだりするん?

 

 

─いや、僕は思考停止してますね。笑

 

 

─やねんて、AくんもBくんみたいに思考停止してもいいんちゃう?笑

 

 

─笑

 

 

─先生っていつから先生なろうって思ってたんですか?

 

 

─いつやろな。もともと小学校の先生になりたいって思ってたけど、受験失敗して心理学部ってとこに入って、でも教育っていうのは根本にあったんかな。でも流れに身を任せてここまで来た感じもあるで。

 

 

─え、そうなんですか。意外ですね。笑

 

 

 

 

みたいなやりとりを4、5人でしていました。

 

 

 

 

普段話せないことも、自分のペースで歩きながら、余裕をもって、顔を突き合わせるのではなく風景を見ながらだと話せるのかもしれません。

 

 

 

 

落ち着いた雰囲気の中でたくさん話しができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局1コマ分丸々散歩をして帰ってきました。

 

 

 

 

この時期や春には、<さんぽ>という受業のコマがあってもいいな。

 

 

 

 

そう思えた一時でした。

 

 

 

 

では、また~