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日誌

集めても集めても…

こんばんは、学びの森のキノシタです。

 

 

 

 

学びの森では毎日昼休みの時間に<掃除>の時間を設けています。

 

 

 

 

掃除をするのは、最低限自分の身の回りのことは自分でできるよういなってもらいたいという思いもありますが、

 

 

 

 

本当に考えてほしいのは、自分だけでなく他の人も居心地の良い空間って何だろう?それをつくったり維持したりするために必要なことって何だろう?ということです。

 

 

 

 

机拭きひとつをとっても、「これでOK」と思う基準は人それぞれ違うものです。

 

 

 

 

自分の基準を他の人に押し付けるのではなく、自分はOKやけど他の人はどうやろう?と、ちょっと立ち止まって考える機会になればいいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな<掃除>の時間なんですが、最近めちゃくちゃ作業がハードな掃除場所が出てきたんです。

 

 

 

 

そう、<外>です。

 

 

 

 

学びの森の裏手のスペースには、落葉樹がたくさん。

 

 

 

 

この葉っぱが今の時期落ちる落ちる…。

 

 

 

 

毎日落ち葉を集めて掃除をしても、次の日には、いやもう夕方には元通りの光景になっています。

 

 

 

 

掃除場所の選び方はくじ引きなんですが、<外>と書かれたくじを引いた生徒たちは、「もう嫌や…」と表情を曇らせています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな外掃除、今日は特に落ち葉の量がやばかったんです。

 

 

 

 

箒で集めている途中で、強風が吹いてきます。

 

 

 

 

寒いなぁと思っていたら、なんとその風に乗って、遠くの木の落ち葉がみるみるうちに学びの森のほうへ集まってくるではありませんか。

 

 

 

 

どうやら学びの森のスペースが吹き溜まりになっているようです。

 

 

 

 

集まってくる落ち葉を見ながら、生徒と「これはアカンな!」と大笑いしてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人ほどで落ち葉を集めていたんですが一向に終わる気配がなかったので、すでに持ち場の掃除が終わっている生徒にヘルプを求めました。

 

 

 

 

みんな嫌がるかと思ったら、意外とスッと手伝ってくれました。

 

 

 

 

落ち葉を集め、ゴミ袋につめこむ作業を繰り返しながら、ちょっとした連帯感みたいなものを感じました。

 

 

 

 

一生懸命ほうきで落ち葉を集める人、それをちりとりですくってゴミ袋に入れる人、ゴミ袋に入れやすいようにサポートする人

 

 

 

 

学びの森に通い始めたときには、ほうきの使い方もテキトーで、何事も雑だった生徒がそこに混じって丁寧に掃除をしている光景を見ると、ほっこりした気持ちになりました。

 

 

 

 

別に誰かに指示されたわけではないのに役割分担ができていたり、無言でもコミュニケーションを取り合っている感じがしたのも面白かったです。

 

 

 

 

たまに愚痴をこぼしながら、それでも笑顔で落ち葉を集めているのは居心地の良いもので、

 

 

 

 

大きなゴミ袋4つ分の落ち葉を集め終わったあとは、みんな達成感のある表情をしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭に書いたように、生徒たちには掃除を通して身につけてほしいものがたくさんあります。

 

 

 

 

集めても集めても次の日には溜まっている落ち葉は、期間限定の面白い教材なのかもしれません。

 

 

 

 

明日も掃除しないと…。

 

 

 

 

では、また~