AOAプロジェクト動いてます
どうもこんばんは、学びの森のキノシタです。
今日のブログでは、現在進行中のプロジェクトのご紹介をしたいと思います。
その名も<AOAプロジェクト>!(と、私が勝手に呼んでいるだけですが…)
AOAとは、The arts of autumn(芸術の秋)という意味です!英訳があってるかはわかりません!!
このプロジェクトは今までと違って少し大掛かり。
それはこのプロジェクトが、<教養講座(芸術)>の出張バージョンである(まだ未定)ことに加え、
僕が学びの森に来てから初めての<宿泊行事>だからです。
僕が来る前はしていたみたいですが、「宿泊は無理…」という生徒の声もあり、いつしかなくなったそうです。
でも今年度の教室全体の雰囲気や、生徒一人ひとりを見ていると、全然ありなのでは?!と思い企画をしてみました。
そして、第1回目の<全体集会>のときに、実行委員を募って一緒に考えようと呼びかけたんです。
1学期のいろいろな活動は僕が企画してきましたが、そのプロセスで経験する楽しさや難しさを、生徒と一緒に味わえたらと思ったからです。
大きなことを言うと、自分たちの「経験」を自分たちでつくっていけたら面白いだろうと思ったんです。
だから、僕のほうで決めていたのは「宿泊する場所」と「教養講座に絡めた何かをしたいということ」と「開始/終了時刻」のみ。
枠だけつくっておいて、中身は何にするか一緒に考えようと思っていました。
呼びかけると、意外な生徒から「やる!」と声があがりました。
小学校6年生のAくんと、高校3年生のBさんです。
Aくんは、自分の好きなことにのめり込む力があると思います。でもその分周りが見えなくなってしまうこともあるかなぁ…。
Bさんは自分で問いを立てて考え続ける力があると思います。でもそれを何らかのカタチで伝えたり表現したりするのは苦手かも…。
そんなふたりが「やる!」と言ったのは驚いたし、正直どうなるのか未知数でした。
僕自身生徒と一緒にこれほど大きな企画を考えるのが初めてだったので、不安もありました。
でも、そんなことは僕の取り越し苦労だったようです。
最近こんな風に、生徒から良い意味で裏切られることばかりです。
会議の前の週に「これ見ながらみんなで何をしたいか、どんなスケジュールを組んだらいいか考えといて」と伝えると、
会議のときにはふたりともしっかりとしたプランを考えてくれていました。
またこのふたりの取り合わせが何とも言えず良い感じなんです。
Aくんがやりたいことを詰め込みすぎても、Bさんが現実的な判断で軌道修正したり、
Bさんが選択するのに困っていると、Aくんが「これはどう?」と折衷案を提案したり。
お互いがいい味を出し合いながら、僕があれこれ口を挟まずとも、ちゃんと話し合いが進んでいきました。
そんなふたりから、プランを考える上で他のみんなにアンケートを取る必要がある、という意見が出てきました。
それがこちらです。
・無理をして体調を崩す人がいたらいけないから、みんなの起床/就寝時間、朝食を摂るかどうかを聞きたい
・自分たちだけでは決められない2日目のプランについて意見を聞きたい
・みんなが美味しいと思えるように、昼食と夕食のメニューはみんなの意見を反映させたい
そんなふたりの思いが詰まったアンケートを実施することになりました。
そして今日、いつもの<振り返り>の時間にBさんと一緒に前に立ち、このアンケートに協力してもらうようお願いをしました。
Bさんは今まであまり人前で話をしたことがなかったのですが、今日は堂々と「アンケートに協力お願いします」と伝えていました。
そういったBさんの変化(もちろんAくんの変化も)が見られたのも、僕にとってはとても印象深い一コマになりました。
アンケートの結果もBさんが集計してくれるそうです。
どんな結果になるのか?!
いろんな角度から目が離せない<AOAプロジェクト>。
乞うご期待です!!!
では、また~