頭の中の地図から
これまた久しぶりのブログ連投!
今年度は何かが違う、学びの森のキノシタです。
高校生のゼミでは、昨年度から「メディアづくり」に取り組んでいます。
学びの森のHPが更新されたことにより、以前は存在していた生徒のブログページがなくなりました。
そのことを残念に思う生徒の一声から始まったこの取り組み。
今はまだ公開まで至りませんが、Ameba Ownd で実際にページを作成するところまできました。
生徒たちが学びの森の内外で経験したことを言葉にする媒体として。
また、自分たちの経験を他者に開いていくための媒介として、このHPはできあがりました。
そこで次は、みんなが「どんなことを、誰に、どんな文章の形で」発信していきたいのかを考えてもらいました。
そのためにまず書いてもらったのが ”頭の中の地図” です。
紙面の中心に最も関心の高いものを、そこから同心円状に広がっていくイメージで地図を作製。
これをもとに話し合うことで、文章を書く材料を集めたり深めたりしてもらおうと考えました。
今回のゼミでは、ある生徒の ”頭の中の地図” をもとに、生徒同士で話し合ってもらいました。
その地図がこちら↓
ー「南海トラフ」ってなんで書いたん?
ー「E-sports」って何系?FPS?バトルロワイヤル?
ー「音楽」に関心あるんや!どんなん聴くん?
ー「整体」って書いてるけど、通ってんの?いつから?
ー「2020年からの日本」ってめちゃくちゃ大きいテーマやな。どんなことに関心あんの?
などなど、一つひとつの項目に対して、色んな角度からの質問や意見が出てきます。
聞いているだけで新しい発見がいっぱい。
ひとつの項目から、生徒たちがこれまでに経験してきたこと、考えてきたことの詰まった豊かな世界が垣間見えます。
その世界を安心して、楽しそうに交換している感じが伝わってきて、
僕は傍から見ていて、一緒になって話したい気持ちを抑えるのに苦労しました。
あと、自分は結構時代に置いてかれてる!という危機感もありました…。
前のブログでは、「お互いの経験を突き合わせて考える」ことをゼミの目標のひとつに掲げていると書きました。
しかし、その目標が達成される前提には生徒と僕、生徒同士の「関係」がないといけないんだろうなと思いました。
その関係ってどんな関係なのか?
いや、その関係ってホンマに/なぜ必要なの?
必要だとしたらどうやってつくる?
そういったことを考えながらゼミを進められたらと思います。
次はまた別の生徒の ”頭の中の地図” から色んなことを考えたいですね。
生徒たちの書く文章も乞うご期待!!