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日誌

「自己紹介」の手法

 

こんにちは、学びの森のタナカです。

 

 

このブログを書いている今、京都・亀岡は雨模様。湿度も高く、天パの私は髪の毛のうねりに困っています。これから梅雨とかつらすぎる、どうやって過ごせばいいんだ…

 

と、どうでもいい情報をお届けしました。

 

 

 

さて!

 

 

 

4月が入学の時期となっている学校とは異なり、学びの森では時期を問わず新しい生徒が入ってきます。

 

そのため、「ゼミ」と呼ばれる集団で取り組む学習では、回を重ねるたびにメンバーが変わってくることも。

 

 

そんな変化を受けて、先日中学生の桜井ゼミでは、「自己紹介」を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「自己紹介」と言われて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。

 

 

名前と、出身と、所属と、趣味と、好きなものと…。

 

「自己」を説明するそんな情報を提供するのが「自己紹介」の一般的なイメージではないかと思います。

 

 

ところがこの日の「自己紹介」は、そうではありませんでした。

 

 

 

 

この日私タナカが「自己紹介」のために、桜井先生の指示のとおりに書いた準備用ペーパーは、こちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

…???

 

 

一体何の羅列なのでしょうか。

 

 

 

 

これは、「自分が生きてきた中で印象的だった世の中の出来事」です。

 

 

印象的だった世の中の出来事をいくつか挙げてみて、その中からひとつだけ選び、その出来事の概要とそれを選んだ理由を皆に説明する、というのがこの日の「自己紹介」でした。

 

 

 

 

私が選んだのが一番上の赤丸、「池田小の事件」。

 

 

ちょうど私が小学5年生の臨海学習の時に起こった事件で、テレビも見なければもちろんネットニュースも見ない(そもそもそれをチェックできるものも持っていなかった)、世間と遮断された2日間を過ごし家に帰ると、周囲はこの話題で騒然でした。

 

 

リビングのテーブルの上に、これが一面に掲載された新聞を見つけ心底驚いたのを覚えています。

 

自分たちが日々を過ごしている同じ「小学校」という空間で起こった出来事と、その「よくわからなさ」への衝撃と恐怖、たった2日間世間と遮断されるだけでこんなにも知らない間に世の中は動き、こんな出来事まで起きてしまうのか、なのにそれを知らずに過ごしていた自分への新鮮な驚きと諦めに似た感情を覚えたことを、なんとなく記憶しています。

 

 

 

 

生徒が挙げた「印象的だった出来事」は、

 

 

・「こども店長」のこと

 

・USJにハリーポッターエリアが出来たこと

 

・東日本大震災

 

・松岡修造さんのこと

 

 

などなど。

 

 

 

 

中学生の生徒たちは生きてきた時代も共通しているはずですが、選ぶ出来事やその理由はほんとーうに人それぞれ。

 

 

そんな生徒たちの話を聞いていると、確かにこれって、「その人がどんな人か」「どんなことに心を動かしてきたか」「その理由は何か」という「その人らしさ=自己」を、けっこう紹介しているかも…と、感じました。

 

 

 

 

そういう意味ではこのブログの冒頭に書いた私の天パの話も、「どうでもいい情報」ではなく私らしい「自己紹介」のひとつかも!と思ったりした、本日のブログでした。

 

(伏線回収!)