始まりは学習塾
学びの森フリースクール・ハイスクールの生徒たちはいまだ夏休み中ですが、我々スタッフは出勤しております。
というのも現在、学びの森の学習塾部門、学びの森探究スクールの夏期講習中だからです。
中学1年生から3年生までが同じ空間で、7日間しっかり学ぶ夏期集中講座
中学3年生は朝9時から、1・2年生は昼の1時から、夕方4時半までたっぷり時間をとり、各教科の1学期の復習や2学期の予習を行うこの講習。
みんな集中して取り組んでくれるので、学習習慣と基礎が定着し、秋以降の学習がスムーズになるいい機会なのです。
(本人が希望すれば、フリースクールの生徒も受講可能です)
こんなふうに、フツーの塾っぽい一面も持つ学びの森。
ご存知の方も多いかと思いますが、学びの森は最初からフリースクールだったわけではありません。
学習塾から、そしてそこに訪れたひとりの不登校の生徒から始まった学びの場なのです。(参考:これまでの歩み)
現在のこの場所に塾があるのは2000年からですが、北村塾長が「『学ぶ』って何や?」という問いを抱いたことをきっかけに京都市内に最初の私塾を開いたのは、1984年。
それ以来、実に30年以上の教科指導、進路指導経験を有する塾長。
私たちがフリースクール部門でも「学び」を重視する姿勢は、ここに源流があるのだと思います。
この原点を持つからこそ取り組める学びや、進路実現にむけての動きがあるのだと。
我々スタッフももちろん塾部門の探究スクールで指導にあたっているのですが、そこでの経験がフリースクールで活きること、またその逆、もたくさんあります。
そして、フリースクールの生徒が塾の探究学習にまざって意見交換をしたり、塾のプログラムにフリースクールの生徒が参加したりと、生徒のあいだでやりとりが生まれてくることも。
フリースクールがないこの期間、そんな学びの森「ならでは」のおもしろさを改めて思ったのでした。