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日誌

不登校連携支援会議

学びの森では、地元の教育委員会と生徒の在籍校との間で定期的に「不登校連携支援会議」を実施しています。

 

会議の中では、日々の生徒たちの活動の様子を学びの森が報告させていただいたり、

生徒たちの学びや進路について在籍校がどのようにして応援できるのかが話し合われたりしています。

 

本来学校は、「定型的な活動」を前提にした機能空間です。

通学する生徒たちは、同じ学年であればそのほとんどが同じような経験を同じタイミングでこなすことになります。

そして、その到達度に応じて評価が確定するしくみになっています。

「定型的な活動」と「それを前提とした評価」これは常にセットとしてあるわけです。

 

でも、不登校の生徒たちの活動は、学校から見て決して定型的なものではありません。

「非定型な活動」、「個別の活動」として存在するわけです。

そして、そんな「非定型な活動」を定型的な活動を前提とした評価の軸で判断すること自体、本来無理なことだということが浮かび上がってくるわけです。

 

不登校の生徒たちの評価を実現するためには、

個別の活動を前提とした評価軸を学校で新しく準備する必要があり、

新たな評価軸を生み出すための議論が交わされる必要があるわけです。

 

私たちはこの会議を通して、そんなことを話し合っています。

「個別の生徒の支援」は、それだけにはとどまることなく、

「評価とは何か?」「支援とは何か?」という大きなテーマへと広がっていくのです。