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日誌

息子が、知誠館にお世話になってから5年目になりますが

息子が、知誠館にお世話になってから5年目になりますが、もし不登校になっていなければ、知誠館で学ぶことはなかったかもしれませんし、もし厚生会館で北村先生に出会っていなければ、我が家の”今”は、かなり違ったものになっていたかもしれません。そんなことを考え始めると、厚生会館での親の会を勧めてくださった担任の先生や知誠館の折込みチラシなど、様々な人や物事との出会いに、本当に「よかった」と思います。


今でこそ、少しゆったり構えられるようになりましたが、当時は「自分」のことを保つのさえ、かなりのエネルギーが必要で、「心理講座」とか「親の会」を渡り歩いていたような時期もありました。そしてそんな状況が2年も経過してからの知誠館との出会いでした。知誠館では、”勉強”の部分をまるで丸投げするかのようにお世話になりましたが、勉強だけでなく、対人恐怖のある息子のために、段階的にご配慮いただき、スーパーへお使いにいかせてもらったり、他の生徒さんたちとの関わりを持たせていただいたりと、色々な面でも息子の心を広げていただき、中学校の勉強をすべて終えた頃には、息子は自分自身に自信が持てるようになっていったのだと思います。
高校に入学してからは、勉強だけでなく、生徒会の仕事をひきうけたり、文化祭で劇に出たり学校生活を息子なりに楽しんでいる様子です。そして、去年からアルバイトも始め、今は知誠館で進学に向けた準備も始めています。もし、知誠館という存在が息子のそばになかったらと時々思うことがあります。学校でもうまくいかず、適応教室でもうまくいかなかった息子の人生を大きく動かしていただいた知誠館の存在に、親として本当に感謝しております。