10月7日語り場 「私は切り替えに時間がかかるのかな。。。」
今年度、2回目の「語り場」がありました。
「語り場」とは、生徒1人が『語り手』となり、自身のライフストーリーを「語る」。それを他の生徒が『聞き手』となり、「聞き」「考え」、また「語る」場です。自身の経験を振り返る語り手にとってはもちろん、聞き手にとっても、語り手の過去の苦労や傷が見えたり、共感するところがあったり、自分を振り返ったりする機会です。
今回の様子を簡単にご紹介します。
■語り手:E
■参加者:12名(生徒9名・塾長・小牧・小林)
■Eの語り 前半(10:30~)************************************************
小さいころは、近所に遊び友達もいてよく遊んでいた。
本が好きで、外遊びも好きな普通の子だった。
小学校の頃は、いじめなども無く楽しく過ごしていた。
小6のときに周りに無視された事があったけど、
先生に言うとすぐにおさまった。
中学校では上手く友達が出来なかった気がする。
小学校のときの仲のいい友達とはクラスが離れ、
それなりに新しい友達は出来たけれど、
小学校のときの友達と比べるとなんか違うなぁ・・と思っていた。
ふとしたときに「行きたくないなぁ」と思いはじめ、
中1の頃から休みがちになった。
中2でも休みがちなモードは続いた。
今思うと中1ギャップ(資料)があった。
環境も生活も変わるし、特に部活が大きい変化のひとつ。
スポーツ系の部活での上下関係が苦手だった。
私は年上との付き合いが上手くないのかな。
「学校行きたくないな」と思い、休みがちになった。
理由は思い当たらない。
“なんか行き来たくない””(心配してくれる親に対して)明日は行くから”
と1日休み、次の日は登校するということを繰り返していた。
中1~2まで、週1休むか休まないか。
中3になると週1で休むようになった。
休んでいても勉強に大した遅れはなかった。
受験へのプレッシャーかもしれない。
“中学進学時のつまづきが、高校進学時にもあるのではないか”
という不安があったのかもしれない。
そして、高校に進学した。
高1の最初につまづいた。
泊るのが嫌で、1泊研修に参加しなかった。
そこでクラスの人間関係が出来ていた。
中3のころのように、休みがちだった。
高2の修学旅行の部屋割りを決める時、
友達とは一緒になれず、私一人が残った。
それで一気に休んだ。
留年にならないために、無理して登校した時期もあったが、
高2で留年。
ちょっと楽になった。
その後は楽に過ごしていた。
一つ下の学年と過ごすのは楽だった。
勉強も2回目だし、修学旅行も2回目。
週1で休むというモードからは抜け出せていなかったが、
単位はとれていた。
高3でモチベーションが全て無くなった。
・もともとの同級生が卒業したこと。
・好きな先生が移動した。
・趣味のカードゲームのブームが去った。 等
高3に受験モードにはならず、
「高校でやることはすべて終わった」「次、何やろう?」と思った。
私は切り替えに時間がかかるのかな。。。
中学校では、小学校のモードから切り替わらず、
高校では、中学校のモードから切り替わらず、
結果的に、学校に行かなくなった。
そして学校の先生から、知誠館を紹介してもらった。
初めはほとんど来ず、週1で来るか来ないかだったけれど
今はだいたい毎日来れている。
■自由に質問*************************************************************
A 友達と”上手く”付き合うってどういう事だと思っている?
E 中1のときは、友達と放課後に遊ぶことを重要視していた。
いま振り返ると、小学校の友達イメージを中学に持ち込んでいたんだ。
それなりに妥協したり、先輩に敬語を遣ったり、
周りに合わせたりというようなことが上手く出来ていなかったのかな。
B 留年した時はどんな気持ちだった?
E 「ちょっと楽になれる」と思った。
なんとかしてこの学年にいなきゃいけないというプレッシャーから解放された。
C 親は何て言ってた?
「もうしかたない」と言っていた。
D Eは今年に入って雰囲気変わったよね。
F 近寄りがたかったのが、柔らかくなったよ。
なんでスイッチが入ったの?
E 年も年だしね。。
そろそろやばいなって思ったの。
G いつからそんなに落ち着いているの?
E 反応が遅いだけだよ。
何か物事に対して一旦よく考えてから動くところがあるの。
■それぞれの感想(11:35~)**********************************************
A 中学から高校まで内面が変わってないのかな。
B いろいろ変わってきたんやなぁと思って嬉しかったよ。
C いつも手をふったら振り返してくれるからうれしい。
D まだまだ聞きたい!
新しい環境に対する悩みはみんなあるけれど、
立ち止まるかどうかの違いは何かって思いました。
F 受験頑張ってね!
小牧 ”席はあるけど来ない”というイメージが定着しそうだったけど、
いつからか来てくれるようになってよかった。
花植えや土運び等の作業に積極的な所もいいですね。
塾長 ”パターンを超える”ことが重要。
人にはパターンがあって、パターンを変えるには、
今のパターンを知ることが必要。
パターンを変えてみることを”実験”としてとらえればいい。
合わない変え方であれば、また元に戻るだけで失うものは何もない。
「語り場」とは、生徒1人が『語り手』となり、自身のライフストーリーを「語る」。それを他の生徒が『聞き手』となり、「聞き」「考え」、また「語る」場です。自身の経験を振り返る語り手にとってはもちろん、聞き手にとっても、語り手の過去の苦労や傷が見えたり、共感するところがあったり、自分を振り返ったりする機会です。
今回の様子を簡単にご紹介します。
■語り手:E
■参加者:12名(生徒9名・塾長・小牧・小林)
■Eの語り 前半(10:30~)************************************************
小さいころは、近所に遊び友達もいてよく遊んでいた。
本が好きで、外遊びも好きな普通の子だった。
小学校の頃は、いじめなども無く楽しく過ごしていた。
小6のときに周りに無視された事があったけど、
先生に言うとすぐにおさまった。
中学校では上手く友達が出来なかった気がする。
小学校のときの仲のいい友達とはクラスが離れ、
それなりに新しい友達は出来たけれど、
小学校のときの友達と比べるとなんか違うなぁ・・と思っていた。
ふとしたときに「行きたくないなぁ」と思いはじめ、
中1の頃から休みがちになった。
中2でも休みがちなモードは続いた。
今思うと中1ギャップ(資料)があった。
環境も生活も変わるし、特に部活が大きい変化のひとつ。
スポーツ系の部活での上下関係が苦手だった。
私は年上との付き合いが上手くないのかな。
「学校行きたくないな」と思い、休みがちになった。
理由は思い当たらない。
“なんか行き来たくない””(心配してくれる親に対して)明日は行くから”
と1日休み、次の日は登校するということを繰り返していた。
中1~2まで、週1休むか休まないか。
中3になると週1で休むようになった。
休んでいても勉強に大した遅れはなかった。
受験へのプレッシャーかもしれない。
“中学進学時のつまづきが、高校進学時にもあるのではないか”
という不安があったのかもしれない。
そして、高校に進学した。
高1の最初につまづいた。
泊るのが嫌で、1泊研修に参加しなかった。
そこでクラスの人間関係が出来ていた。
中3のころのように、休みがちだった。
高2の修学旅行の部屋割りを決める時、
友達とは一緒になれず、私一人が残った。
それで一気に休んだ。
留年にならないために、無理して登校した時期もあったが、
高2で留年。
ちょっと楽になった。
その後は楽に過ごしていた。
一つ下の学年と過ごすのは楽だった。
勉強も2回目だし、修学旅行も2回目。
週1で休むというモードからは抜け出せていなかったが、
単位はとれていた。
高3でモチベーションが全て無くなった。
・もともとの同級生が卒業したこと。
・好きな先生が移動した。
・趣味のカードゲームのブームが去った。 等
高3に受験モードにはならず、
「高校でやることはすべて終わった」「次、何やろう?」と思った。
私は切り替えに時間がかかるのかな。。。
中学校では、小学校のモードから切り替わらず、
高校では、中学校のモードから切り替わらず、
結果的に、学校に行かなくなった。
そして学校の先生から、知誠館を紹介してもらった。
初めはほとんど来ず、週1で来るか来ないかだったけれど
今はだいたい毎日来れている。
■自由に質問*************************************************************
A 友達と”上手く”付き合うってどういう事だと思っている?
E 中1のときは、友達と放課後に遊ぶことを重要視していた。
いま振り返ると、小学校の友達イメージを中学に持ち込んでいたんだ。
それなりに妥協したり、先輩に敬語を遣ったり、
周りに合わせたりというようなことが上手く出来ていなかったのかな。
B 留年した時はどんな気持ちだった?
E 「ちょっと楽になれる」と思った。
なんとかしてこの学年にいなきゃいけないというプレッシャーから解放された。
C 親は何て言ってた?
「もうしかたない」と言っていた。
D Eは今年に入って雰囲気変わったよね。
F 近寄りがたかったのが、柔らかくなったよ。
なんでスイッチが入ったの?
E 年も年だしね。。
そろそろやばいなって思ったの。
G いつからそんなに落ち着いているの?
E 反応が遅いだけだよ。
何か物事に対して一旦よく考えてから動くところがあるの。
■それぞれの感想(11:35~)**********************************************
A 中学から高校まで内面が変わってないのかな。
B いろいろ変わってきたんやなぁと思って嬉しかったよ。
C いつも手をふったら振り返してくれるからうれしい。
D まだまだ聞きたい!
新しい環境に対する悩みはみんなあるけれど、
立ち止まるかどうかの違いは何かって思いました。
F 受験頑張ってね!
小牧 ”席はあるけど来ない”というイメージが定着しそうだったけど、
いつからか来てくれるようになってよかった。
花植えや土運び等の作業に積極的な所もいいですね。
塾長 ”パターンを超える”ことが重要。
人にはパターンがあって、パターンを変えるには、
今のパターンを知ることが必要。
パターンを変えてみることを”実験”としてとらえればいい。
合わない変え方であれば、また元に戻るだけで失うものは何もない。