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日誌

夏休み前、最終日。学びの森の宿題の出し方

 

こんにちは。学びの森のタナカです。

 

 

 

8月10日から始まる、学びの森の夏休み。

 

 

 

毎週水曜日は休みの日なので、生徒にとっては実質明日から夏休みとなります。

 

 

 

 

 

 

夏休みを目前にして浮足立つ生徒たち。落ち着け。

 

 

 

 

 

約2週間の夏休み。

 

学校連携している小中学生に関しては、学びの森に在籍している生徒にも夏休みの宿題が出されます。

 

 

 

 

ただ、その宿題を学校に通っている子と全く同じように課すわけではありません。

 

学びの森の夏休み期間が小中学校に比べ短いこともあり、本当につけてほしい力をつけるのに効果的なものにしぼって課す、という選択をすることがあるのです。

 

 

 

 

その線引きに関しては、スタッフ間のミーティング、そして講師と生徒での話し合いで合意を形成し、決めていきます。

 

 

 

 

学びの森で大切にしているのは、この「合意形成」というポイントです。

 

 

 

 

夏休みの宿題だけでなく、日々の宿題も生徒との合意のうえで出されます。

 

 

 

 

学びの森での学習の時間をどんな学習に使いたいか。どんなことを自宅学習で引き受けなければならないと考えているか。どんなことなら家で出来るか。ほかの教科で出される宿題とのバランスはどうか。予定との兼ね合いはどうか。無理な課題や量ではないか。

 

 

そんなことを生徒と話し合い、「じゃあこれをこれだけ宿題でやってこよう」と決定します。

 

 

 

 

人と人同士の当たり前のコミュニケーションとして、そして学習がただ一方から無理矢理強制されるべきでない、という観点から「合意形成」という手続きを重要視している、というところはもちろんあります。

 

 

 

 

ただ、「宿題」に生徒の主体が存在するようになり宿題を比較的忘れにくくなるという点、そして我々スタッフも生徒自身も、その形成した「合意」に戻って成果や反省点の確認がとりやすくなる点に、みなさんが思っている以上の「合意形成」のメリットがあると感じています。

 

 

 

 

 

もちろん、「これはやってこなあかんやろ!」というラインはおさえておきたいので、なぜこちらが「やってこなあかんやろ」と思うのかを生徒に理解してもらえるように説明したり、一方宿題は今は必要ない、宿題を出すことが生徒の学びにとって現時点でプラスにならないと判断した場合は宿題を出さなかったり。

 

 

 

そのあたりは一人ひとりの生徒に合わせて臨機応変に、といったところです。

 

 

 

 

 

さて、そんなふうに宿題を持って帰る生徒もいる、この夏休み。

 

 

夏休み明け、最初の登校日は8月28日(月)。

 

 

 

 

 

28日の朝に元気なみんなの顔に会えますように。

 

 

素敵な夏休みを過ごしてきてください!