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日誌

地域の子どもたちのために。かめおか不登校連携支援事業

 

学びの森フリースクールのあるここ、京都亀岡。

わたくしタナカが幼少期からずっと住んでいる町でもあります。

 

 

 

そんな地元亀岡と、学びの森の新しい連携事業が始まりました。

 

 

その名も、

 

かめおか不登校連携支援事業。

 

 

 

 

学びの森は「京都府教育委員会認定フリースクール」なので、小中学生は学びの森に来ることが在籍校の出席になります。これまでも、その出席情報の提供や学習の評価実現にむけての情報共有のやりとりのため、学校と連携してきました。

→参考:不登校Q&A Q19

 

ですがその連携は、あくまで学びの森に来ている生徒のための連携であり、学びの森に生徒がやってきて初めてその生徒の在籍校との連携が始まる、という形で動くことがほとんどでした。

 

 

 

 

しかしこの「かめおか不登校連携支援事業」は、

 

「フリースクールと学校、教育委員会とのネットワーク」

 

を謳っています。

 

 

 

 

今回このような不登校連携支援事業を始めた背景にあるのは、今年施行された、「教育機会確保法」。(→参考:文科省サイト

 

 

この法律は、不登校の子どもたちへの支援を進めることを目的としています。

 

 

 

 

 

学校へ行っていない子どもたちの学ぶ権利について触れた、教育機会確保法。

 

 

 

 

学びの森にすでに来てくれている生徒だけでなく、地元亀岡にくらす、「学校にあまり行きたくない」と思っている子どもたち、「子どもが学校に行きたがらない」「うちの子って不登校なの?」と悩んでいる保護者の方、「最近なかなか登校できない生徒がいる」という学校関係者の方。

 

そんな地域の皆さんにとって利用しやすい、最初の手助けになるようなサービスができないものか…。そんな思いで、学校や教育委員会との連携のもと生まれたのが、以下のプログラムです。

 

 

 

 

①無料不登校相談

 

お電話(0771-20-4829)でご予約いただく無料相談。長年不登校支援に携わってきた専門員が、地域の不登校相談に応じます。必要があれば他の福祉、医療機関とも連携。

 

 

②学びの森プレスクール

 

週に1回、フリースクールで自分の分からないところから勉強を始められるプログラム。(最大6ヶ月利用可、毎週金曜10:30~16:00、16,000円/月)「しばらく行けてなかったのに、いきなり学校に戻るのは学力的にも、心理的にも不安」「学年相当のところまで追いついてから学校に戻りたい」「まずは精神面をサポートしてくれるところで勉強を再開したい」といった思いを抱える小中高生、高校中退者のためのプログラムです。

 

 

 

 

 

 

そして、上記①②を利用した子どもたちの学習活動をサポートする体制も整えています。

 

 

 

③かめおか不登校連携支援会議

 

学びの森、学校、教育委員会が連携し、教育・心理・医療・福祉の各方面から、一人ひとりの子どもの生活改善、進路サポート、そして保護者の方のサポートを一緒に考えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

亀岡の子どもたちや親御さんたち、それを支える学校関係者の皆さんと、学びの森の持つ経験や学習プログラムを共有し、この地域に住む子どもたちの学ぶ機会がより確実に保証されるように。

 

 

 

 

私たちに出来ることを、少しでも進めていければと考えています。