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日誌

この1年で成長したことは?

先日、生徒に「相談あんねんけど」と言われて話をすることになりました。
知誠館ではよくある光景のひとつです。


教室で話を聞くのも気分転換にならないだろうと思い、外に出てコーヒーブレイクでもしながら話を聞くことにしました。
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生徒の相談内容についてここでは触れませんが、その悩みについて


─「じゃあA君はどうしたらいいと思う?俺らにしてほしいことは?」


という、具体的なことなどを話し合いました。










そういう話の中で、私が聞いてみたいと思うことがあったので聞いてみました。
それは、「この1年で成長したなぁって思うことってどんなこと?」ということです。










私自身、知誠館で働き始めてもうすぐ1年です。
この1年は本当に一瞬で、でもものすごい濃い1年だったなぁと思います。










そんな1年間を振り返って、自分は成長したんだろうか?と疑問に思っていたので、生徒はどう思っているのか聞いてみました。
どっちが相談してるかわかりませんね(笑)










その生徒の返答は


─自分の中で感情というか怒りのコントロールができるようになったことですかね…。なんか暴れたりするより先に「言葉」が出てくるようになったというか。いろんな気持ちを言葉にすることができるようになったかなぁ。












れむっちゃ成長してるやん!!なんやねん!!
と、羨望を抱いてしまうぐらい、その生徒はしっかりとした口調でそう言いました。










純粋に尊敬しました。










その後、そもそも「成長」って何なんやろな?とか、どうやったら「成長」って言えるんやろな?とか、一人暮らし始まったらどんなことしよ?とか、色んなテーマで話しました。










そんな中、生徒がぼそっと


─まぁ先生も成長してますよ。こんな俺でも成長してるんやから。










おい!!泣いてまうやろ!!
と、涙腺がウルウルきてしまうぐらい、その生徒は暖かい言葉をくれました。










普段、知誠館では、生徒と関わるのは「教室」で、「学習」というものをベースとしています。
しかし、その普段のモードからだけでは見えてこない思いや、築けない関係があるように思います。
体験活動や課外活動、外遊びなどをすることで、知誠館では意図的に普段のモードを逸脱しようとしているのですが、なかなか回数を持つことができません。










だから、今回のように生徒から何かアクションを起こしてきたときは、極力普段とは違うモードで話を聞くようにしています。
まぁ、こんな偉そうなことを言いつつ、私自身がそうしたいっていうのが強いですが…。










普段のモードから少し逸脱して、対話をすること。
その積み重ねが大切だと思った一コマでした。










あー、成長したい。。